畳の文化を多くの人に伝えるため、需要の高まる薄畳の製造機械を導入/平畳店【Change Leader vol.18】

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※この記事は新潟県中小企業団体中央会・ものづくり支援センターさまとのタイアップ記事です。

「前向きに自らを変化」させることで、新たな価値を生み出す「Change Leader」をピックアップ。

第18回は、薄畳の需要に応えるため、新規機械を導入した平畳店。畳の文化を衰退させないために、地域活動や小学校での授業など他活動にも積極的に取り組んでいます。

畳の良さを伝えるために需要への対応や小物の開発に挑戦

建築の洋風化に伴い、畳の需要は減少し続けています。畳を作る上で必要な縁へりや畳糸などの関連産業も縮小せざるを得ない状況です。

そんな中、平畳店が注力したのが、信頼に値する品質の向上でした。畳屋はお客様の寝室にまで入る仕事。それだけ「信頼」が大切な商売です。そこで店主の正人さんは「農家の顔が見える畳づくりを」と、熊本県のイグサ農家を訪れ、直接交渉。今では毎年、山北の気候に合ったイグサを作ってもらっています。

最近は新築を設計するときに縁のない薄畳を利用したり、畳がない家でもフローリングの上に畳マットを敷いたりと、薄畳の需要が高まっています。

需要への対応と新商品の開発

従来の機械では、厚さ30mmまでしかできなかった返し縫いが13mmでも対応可能に。一般的な厚さの薄畳が完成し、薄畳を求めるハウスメーカーからの依頼にも応じられるようになりました。また、多くても1日12枚しか製造できなかった畳を16枚まで生産可能に。他地域から依頼される下請け仕事にも余裕を持って対応できるようになりました。

畳小物に触れてもらうことで、畳のメリットを実感してもらう

開発した商品を山北商工会が主催する「さんぽく軽トラ市」でも販売。ただ畳店として出すだけでは興味を持ってもらいにくいので、まずは足を止めてもらうことを目標に挽きたてのドリップコーヒーを提供して出店。従来の部屋に使用する畳だけでなく、フローリングの上に敷いて使う薄畳やキッチンマット、畳のコースターなどの商品を販売。日々の暮らしに畳を取り入れることのメリットを伝え、販路拡大を狙います。

次世代を担う子供たちに畳を知ってもらう時間をつくる

若手育成やものづくりの魅力を発信する「ものづくりマイスター」として小学校でワークショップ型の授業も担当しています。今の小学生は自宅に畳を持っていない子も多く、畳に触れる機会自体が少なくなっています。そんな次世代に担う子供にも畳の良さを知ってもらおうと、イグサの身体に良い効能や畳を作る工程などを講義。ワークショップも開催し、ものづくりの楽しさを伝える役割も請け負っています。

畳と触れ合う機会を多く作り、良さを伝えることも使命

店主
平 正人さん

昔の家は土壁でむき出しの柱など、いたる所に自然の素材があり、それらが呼吸し湿気を吸い取っていました。しかし、今の家は自然の品物は少なく、呼吸できるのは畳だけ。畳一枚で300 ~ 500ccの湿気を調節できる畳は、昔の家にとって重要な役割を担っていました。他にも、クッション性が高く、お年寄りや子供が転んでも怪我をしにくい、子供が走っていても足音が響きにくいといったメリットも多くあります。このままでは畳の文化は廃れていく一方。畳の良さを様々な場所で伝える役目も果たしていければと思います。

デスクワークで疲れた足に強い味方『足置き畳』

靴を脱いで、足を足置き畳の上に乗せると、疲れもリフレッシュ。吸湿性に優れる畳の特性から、特に夏場は大人気の商品です。サイズ変更も可能なので、気になる方はぜひお問い合わせください!

会社概要

村上市山北地域で畳製造工事業を営む創業70年以上の畳屋。業界全体として中国産イグサを仕入れる傾向がある中、熊本県にある提携農家から直販で仕入れ、品質には人一倍こだわりを持つ。全国技能士会連合会から認定される「全技連マイスター認定者」でもあり、県畳組合技能検定等の講習会講師として声がかかる。その技術力は地元を始め県内各地で高い評価を得ている。

お問い合わせ先

平畳店
○住所 : 村上市勝木650-2
○TEL : 0254-77-2641
○HP : http://www.tairatatami.com/

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。