全国でも有数の酒どころである新潟県。久保田、八海山、越乃寒梅など名だたる銘酒も数多くありますが、一方で「若者の日本酒離れ」が進んでいるのもまた事実。新潟に暮らす私たちからするとなんとも物悲しい限りですが、そう言われてみると私自身も最後に日本酒を飲んだのは、はていつだっただろうか・・・。
今回は日本酒をもっと気軽に楽しんでほしいと、これまでのイメージに捉われない日本酒の新しい楽しみ方を提案する「ぽんしゅグリア」という新潟生まれの商品をご紹介します!ぽんしゅグリアで日本酒ライフはもっと楽しくなるかも?
ぽんしゅグリアってなに??
ワインにリンゴ果実やシナモンなどを加えて飲みやすくしたものを「サングリア」と言いますよね。ぽんしゅグリアはサングリアから着想得て生まれた、気軽に楽しめる日本酒カクテルの素。カップにドライフルーツやはっか糖が入っているので、そのまま日本酒を注ぐだけで簡単に出来上がり! フレーバーは〈もも〉〈ゆず〉〈りんご〉3種のレギュラーフレーバーに加え、春季限定の〈さくら〉〈いちご〉も。「今晩はどれにしようかな」と選ぶ楽しみがあっていいですね。
早速つくってみよう!注いでクルクルまぜるだけ
必要なものはぽんしゅグリアとお好みの日本酒、これだけ。今回は先日、長岡市栃尾に行ってきたという友人から頂いた「越の鶴」でつくることに。
ちなみにこのお酒は新潟のお酒らしく淡麗辛口の飲み口でありながら適度にコクもあるので、飲む人を選ばないオールラウンダー系。そのまま飲んでもおいしいことはもちろんですが、一体どんな日本酒カクテルとなるのでしょうか。
まずは上蓋を開けます。指で簡単にスポッと開けられますので力の弱い方も安心。ここでみなさんは気がつくでしょうか。このカップ、よくコンビニなどでも目にする清酒カップが利用されているのです。日本酒らしさのDNAを引き継いでいる感じがなんだかいいですね。
蓋を開けて上からのぞいてみるとこんな感じ。中には、フレーバーごとに違うドライフルーツとはっか糖などが入っています。
続いてカップに日本酒を注ぎます。注ぐとカップの中ではっか糖が舞い上がってはゆらゆらと沈みなんだか幻想的。どうやら空から舞い降りてくる雪の様子に見立てているんだとか。さすが雪国・新潟生まれの商品!パーティや人が集まった席だと一気に盛り上がりそうなシーンです。
そしてマドラーなどでくるくると軽くまぜて、砂糖の粒がしっかりと溶けたら出来上がり。そのころには全体も淡く色づいてカクテルの様相を呈してきます。蓋を開けてからここまでおよそ1分くらいでしょうか。みんなでわいわいとつくるとお互いの距離感もさらに近づけそうですね。
お味のほどは?フレーバーでこんなに変わる楽しさ
自分たちでつくった日本酒カクテル、さあ頂いてみましょう!
今回は日本酒には馴染みの薄いであろう、20代前半の女性二人、男性一人の若者に試飲してもらいました。
「あっすごい日本酒がまろやかになって飲みやすい。りんごとか果物系フレーバーは甘めのカクテルみたいになって女性でも飲みやすそう。さくらフレーバーは和風なやさしい甘み。桜の花が浮いていて雅だね」(ゆきお・20代前半女性)
「風味はしっかりと日本酒なんだけど、甘みもありますね。ドライフルーツは数分おいてお酒がしっかりとしみてきた頃に食べるとすごい美味しい! 日本酒とフルーツがこんなに合うとは新発見でした」(なべ・20代前半男性)
「口に残る優しい甘みが心地いいね。はっか糖がすぐではなくゆっくり溶けたり、ドライフルーツの甘みが時間をかけてにじみ出たりして、少しずつ味が変わっていくのが面白い! 味の変化を楽しみつつゆっくりと味わえる、日本酒の飲み方は新しいかも。辛口や甘口と注ぐ日本酒をいろいろ変えてみてもいいかもね」(モリゾ・20代前半女性)
若者たちは新感覚の日本酒カクテルに大満足の様子。日本酒特有の“キツさ”がなくなるのでこれまで敬遠していた方も違った感覚で楽しめるのではないでしょうか。あまりの飲みやすさについつい飲み過ぎてしまわないように注意してくださいね。
あなたの家でもぽんしゅグリアを楽しもう
このぽんしゅグリアを製造するのは新潟県長岡市に本社を置くFARM8という企業。お買い求めは同社のホームページからできます。ひとつからの注文でもOKなので、気になった方はぜひお試しください。
FARM8・WEBショップ:https://shop.farm8.jp/
ぽんしゅグリア:https://farm8.jp/products/ponshu-gria/
また2017年春、長岡市にオープンした地域の個性が満喫できるセレクトショップ「Food & Lifestyle Market LIS」でも扱っています。
同社代表の樺沢氏は「日本酒離れする女性や若い方へも、もっと手軽に、もっと飲みやすく日本酒を楽しんでいただきたい。新潟のおいしい日本酒を多くの方に手にとっていただきたい」との思いでぽんしゅグリアを製品化しました。そのままでは苦手という方でもとたんに飲みやすくなる日本酒カクテル「ぽんしゅグリア」、お酒の飲み方の新定番になるのも間近かも?
この記事のライター:池戸ヒロクニ
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