隠れたラーメン王国と言われる新潟。人口10万人あたりのラーメン店件数が全国4位。燕三条系ラーメン、新潟あっさり系ラーメン、新潟濃厚味噌ラーメン(巻町流割りスープ付きみそラーメンとも)、長岡生姜醤油ラーメンの4つを新潟四大ラーメンと言うそうです。他の都道府県ではだいたい一県につき一つのラーメンが特徴となる中、新潟は四大ラーメンと結構珍しい土地柄です。
そんな新潟ラーメン戦争では、あまり話題にならないのですが、多くの人がその存在を知っているラーメン店があります。新潟県内を中心にラーメンや中華料理、ファミリーレストランを運営する「三宝亭」です。1967年に創業した45年以上の歴史のある企業です。
(株)三宝ホームページ:http://www.sanpou-g.co.jp/
最近開発が進みショッピングエリアとなった新潟市西区の亀貝IC周辺。今回は、そのショッピングエリアに新しくできた三宝亭亀貝店にいってきました。
新しい店内らしくとても綺麗。もちろん一人だったのでカウンターに座りました。キッチンは結構近代的(?)で清潔でした。
メニューはチェーン店っぽくばっちりデザインされています。三宝亭って新潟に来てすぐに知ったのですが、未だにどんなメニューがおすすめかはわかりません(笑)誰か教えてください。帰ってきてからホームページを見てみると、「三宝のこだわり」という中に、「炒飯に始まり炒飯に終わる」とばっちり書いてあります。社員は「炒飯技術習得書の取得が義務」なんですって!すごい炒飯押し!次は食べてみよう!
しょうゆらーめん550円を食す
結局頼んだのはシンプルな「しょうゆらーめん 550円」。スープは魚介系の香りで、わずかながら背油と玉ねぎが浮いています。適度な油っぽさ。550円で味玉がついているのは嬉しいですね~
麺はいたってシンプル。たぶん自家製とかではなく、チェーン店っぽい麺。チャーシューも普通。メンマも普通。
味もさっぱりでペロリと食べちゃいます。味も「うん、おいしかったなー」くらい。ハズレは絶対にないのが三宝亭っぽい感じです。いや、おいしいんですけどね。だけど、ラーメン食べたい!って時には、新潟のラーメン専門店を選んでしまうよなあ~という印象です。
私が三宝亭に来る理由
はずれはないけど、特別に最高!というラーメンではないと言う印象の三宝亭。だけど、私にはたまに無性に三宝亭のラーメンが食べたくなるくらい思い入れがあります。
それは、とても寒い日のビックスワン。
あれは、Jリーグの最終戦だったか、開幕の頃だったか。とにかく寒かったアルビレックス新潟のホームゲームの日に、スタジアムに三宝亭が出店して、そこでしょうゆらーめんを食べたのです。初めての三宝亭ラーメンだったのですが、凍えていた私にとっては涙が出るくらいおいしかった!そんな記憶があります。
あの日食べた思い出の一杯は、今でもトップクラスに感動したラーメン。今でもビックスワンでのことを思い出して、ふらっと三宝亭にお邪魔しちゃうんですよね。
【三宝グループ】 三宝ラーメンは素材の味わいがタップリ活きたコクと旨みのスープに、節の風味が生きる和風しょうゆ味。三宝亭のこだわりをスタジアムで! ビッグスワンNスタンドに出店中! http://t.co/WAa6kKK7gV
— アルボード (@AlbiBoard) 2013, 10月 4
今でも出店を続けているようですので応援したいと思います。
ちなみに、帰ってきて調べていたら、三宝亭は「炒飯セット」が定番らしいです!行かれる方はぜひ炒飯もご一緒にどうぞ!
(株)三宝ホームページ:http://www.sanpou-g.co.jp/
ライター 唐澤頼充(新潟のライター/リサーチャー)
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