新潟市中心街にて初の一棟貸し!上古町に「貸切の宿 jin」がオープン!

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新潟駅からバスと徒歩で約20分の場所にある、上古町商店街。古くから白山神社の参道として多くの人で賑わってきました。この商店街の中に他にもふたつ、神社があるのをご存知でしょうか?それが「愛宕神社」と「古町神明宮」。


そのうちのひとつ、古町神明宮の鳥居の内側に一棟貸しの宿がオープンしました。その名も「貸切の宿jin」。グループで泊まれる一棟貸しの宿は新潟市中心部では初めて。ホテルやゲストハウスとは違う、新しい泊まり方で新潟を楽しめそうです。

仕掛け人は「ゲストハウス人参」のオーナー、高井一平さん。ゲストハウスでの経験から今回の一棟貸し開設にたどり着いたそうです。お話を伺いながら、案内していただきました。


まずはゲストハウス人参でチェックイン。新潟駅からバスで約10分のバス停「古町」で降り、白山神社に向かって歩いていると、木の看板が可愛らしいゲストハウス人参が見えてきます。

階段を登って、ゲストハウス人参の受付へ。スタッフから宿の使い方について説明を受け、チェックインをします。その後、地図を受け取って「貸切の宿 jin」へと向かいます。人参を出て、左側をさらに200mほど白山神社の方向まで歩くと、見えてくるのが「古町神明宮」です。


神社の鳥居をくぐって宿へと向かいます。宿泊先に行くために鳥居をくぐるなんて、なかなかない経験!参道を歩いているだけでもワクワクしてしまいますね。


肝心の宿は、神社に向かう途中の左手。目の前は神社の社務所で、古町神明宮までは約10mの距離に位置しています。築35年の民家で、ほとんどそのままの状態で問題ないくらい綺麗だったそう。

客室は和室でゆったりと!

早速、中を案内していただきました!1階には6畳間と8畳間、ダイニングキッチン、トイレ、お風呂があり、2階は8畳間の3DKです。


1階の和室には座卓とテレビが設置されていて、ちょっとした民宿のようにも思えます。座敷は2部屋あるので、寝るときでも座卓はそのままに、奥の座敷に布団を敷けばゆったりと過ごせそうです。

一棟貸しは自分たちだけの空間。仲間内でカードゲームを楽しむのも、家族で民宿代わりにゆったりと過ごすのも、カップルでゆっくりとテレビを観るのも自由です。思い思いの唯一無二の時間を楽しめそうですね。※近隣の方に迷惑がかかる行為だけはやめましょう。

周辺のマップも置かれています。地図を見ながら街を散策するのも楽しそう!

客室はここだけではありません。次は2階も覗いてみましょう。階段を登り、2階へ上がるとゆったりとできそうな客室が。おばあちゃんの家に来たように、落ち着ける空間です。

備品が充実している、キッチン&洗面台

1階へと戻り、ダイニングキッチンへ。食器棚や冷蔵庫はもちろん、トースターや電気ポットなど調理に必要そうな道具も。鍋やボウル、おたま等も置かれているので、みんなでワイワイと料理をするのも楽しそうですね。


洗面台には、スキンケア用品も。ハンドソープだけでなく、洗顔や化粧落とし、化粧水と乳液が1個でまかなえる、オールインワンジェルまで置いてあるのは嬉しいポイント。「あ、化粧落とし(または洗顔)忘れた!」といっつも宿泊先に着いてから思ってしまうんですよね。忘れっぽい女子には強い味方となりそうです。

宿泊は、人数による変動制。2名で1名あたり8,000円、3名で6,000円、4名で5,000円、5名で4,000円(全て税込)です。Wi-fiやヘアドライヤーはもちろん、バスタオル、スキンケア商品、コーヒーや紅茶も無料で用意してあります。

ゲストハウスのオーナーが貸切の宿に踏み切ったワケ

そもそもなぜゲストハウスを始めた後に貸切の宿だったのでしょう?
聞くと「人参での経験と、自分自身が複数人で旅行に行くときに思っていたこと」だと言います。

写真提供:ゲストハウス人参

高井さんがゲストハウス人参を立ち上げたのは、2016年5月。ゲストハウスの自由に過ごせる空間が好きで、自分でもそんな場所を作りたいと立ち上げたのが、ゲストハウス人参でした。

実際に運営する中で「どんな宿だったら心地よく過ごせるのか」を考えて、色々と試行錯誤を行なってきました。その中のひとつが宿泊者の人数制限でした。

現在、ゲストハウス人参では3名以上のグループ客は宿泊をお断りしています。それは「誰でも気兼ねなく過ごせる宿にしたい」という高井さんの想いから。

「ゲストハウスに泊まるときに、共有スペースで大人数のグループ客が盛り上がっていたら、気まずい雰囲気になって部屋に籠ってしまうだろうな」と自分で旅行をする中で感じたそう。こうした理由でゲストハウス人参では、グループ客での宿泊をお断りしています。しかし3名以上での問い合わせは続々と来る日々。「それならば別の宿を作ろう!」と思いたったのが一棟貸しでした。

家族連れでの利用にも(写真提供:貸切の宿 jin)

また高井さん自身も友人たちと遊びに行く時は一棟貸しの宿に泊まることも多いそう。複数人で旅行に行くといつも思うことが「本当に自分達だけで、生活するように気兼ねなく過ごせる宿はないのかな」ということ。ゲストハウスだと4・5人で泊まれる個室は少なく、ホテルだと2つの部屋に分かれてしまう。もっと自分たちだけの空間で泊まれる場所が欲しいと思ったことも理由の一つでした。


新潟駅近くには今までなかった、一棟貸しの宿。仲間内で、家族で、カップルで、幅広い使い方ができそうです。駐車場も1台無料とのことなので、みんなでレンタカーを借りて新潟県内をまわるのも楽しそうですね。店の名前には、人参のjinと、神社のjinを掛け合わせました。どんな宿にしていきたいかを尋ねたところ、「宿泊客にとって過ごしやすい宿になれば」と泊まりにくるお客さんのことを最後まで思っての発言でした。

「貸切の宿 jin」は現在Facebookページを立ち上げ、ホームページも鋭意制作中だそう。最新のデータは、まずはSNSをチェックしてみてください。新潟市内初の古民家ゲストハウスを立ち上げた高井さんがどんな一棟貸しの宿にしていくのか、今から楽しみですね。

※価格は全て税込(2018年8月現在)

店舗情報

 

 

 

「貸切の宿 jin」
○住所:新潟市中央区古町通一番町519-1
○営業時間:チェックイン:17:00〜22:00(22:00を過ぎるとチェックインができなくなります)、チェックアウト:10:00
○定休日:不定休
○駐車場:1台(ゲストハウス人参にてご案内)
○予約方法:Facebookページより予約要項をダウンロード→必要事項を記入し、メールにて送信→宿から電話にて連絡&振込先をメールにて送信→振り込み→予約確定 ※詳しくはFacebookページをご覧ください。
○電話番号:025-311-0205(ゲストハウス人参に繋がります)


この記事のライター 長谷川円香
新潟県在住ライター。40日間の弾丸ヨーロッパ旅から帰ってきて、ようやくライター業をはじめました。

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。