佐渡の伝統芸能『鬼太鼓』を新潟で見てきました!

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この記事のライター あらきやすし(会社員)

佐渡の伝統芸能『鬼太鼓(おんでこ)』を新潟市内で「生」で見てきました!

新潟県内のイトーヨーカドー各店が2014年4月23日~27日開催する『佐渡フェア』に併せ、26日に丸大新潟店と丸大柏崎店で『鬼太鼓』が披露されました。

『鬼太鼓(おんでこ)』とは

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先に、佐渡の『鬼太鼓(おんでこ)』について簡単にご紹介します。

『鬼太鼓』は、佐渡にしかない珍しい古典芸能です。唐散楽に似た獅子舞の一種で、勇壮な太鼓に合わせて鬼が狂ったように舞うことからこの名がつけられました。

佐渡の各集落にそれぞれ独自の様式の『鬼太鼓』が伝わっています。集落が異なれば、舞や音楽が違ってきます。悪魔を払い、商売繁盛、五穀豊穣を祈って神社の祭礼に奉納れる、とても重要なものなのです。

4月になると佐渡の多くの集落で“祭り”が催され、佐渡のあちらこちらから、『鬼太鼓』の太鼓の音が響いてきます。

ちなみに、有名な佐渡の太鼓集団「鼓童」や、かつて佐渡に本拠地を置いていた「鬼太鼓座」も、『鬼太鼓』の影響を受強くけています。(ただし、彼らのパフォーマンスは独自のアレンジを加えているので、『鬼太鼓』とは別なものになります。)

勇壮な鬼の舞と太鼓の音に圧倒

そんな『鬼太鼓』ですが、近年では佐渡島内外のイベントでも頻繁に披露されています。勇壮なこの伝統芸能、誰もが思わず足を止めて見入ってしまいます。

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会場は『佐渡フェア』開催中のイトーヨーカドー丸大新潟店さんの前、本町通りのアーケード「ぷらっと本町」の中です。アーケードの外、柾谷小路まで太鼓の音が響いていました。

この日は土曜日とは言え、朝9:45開始とちょっと時間早めの開催でしたが、多くのギャラリーが集まっていました。デジカメや携帯のカメラで撮影している人も多くいます。

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「鬼」は二人、途中で交代して登場します。さらに「獅子舞」、「太鼓」と数人掛かりで演舞。太鼓の音に合せてところ狭しと「鬼」と「獅子舞」が舞い、そこに勇壮な掛け声も加わります。

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近くで見ると、かなり迫力があります。

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約15分ほどの公演でしたが、ギャラリーから割れんばかりの拍手が贈られます。

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公演が終わったあと、獅子舞がギャラリーの頭を噛んでくれました。これ、縁起良いんですよね。

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さらに、記念撮影にも快く応じて下さってましたので、僕も1枚撮ってもらいました。

今回『鬼太鼓』を披露してくれたのは、『新穂青木鬼太鼓』の皆さん。青木地区のお祭りは15日に行われたそうですが、こうして島内外のイベントにも「お呼びがあれば」と積極的に登場して下さるそうです。

この後もお昼前(11:45~)にもう1回披露した後、柏崎店へ移動して午後にあと2回披露します。

見逃せない「佐渡フェア」

せっかくなので、イトーヨーカドー丸大さん店内に入って『佐渡フェア』の様子も見てきました。

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「金鶴」や「真野鶴」といった佐渡のお酒や、新潟ではめったに目にすることのないトキパックの牛乳(佐渡乳業さん)、海産物の「いごねり」などなど、並んでいます。

佐渡の『鬼太鼓』が大集合するイベントも開催!

『鬼太鼓』の本番はあくまで各集落の祭礼ですが、これはなかなか観光客が訪れるのは難しいです。(日付固定のため平日行われることが多くあり、さらに集落の氏神様への奉納は朝イチで行われる事が通例なのです。)

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そこで、毎年5月下旬に、佐渡各地の『鬼太鼓』が一堂に集まるイベント『佐渡國鬼太鼓ドットコム』が開催されます。

場所は両津港ターミナルから徒歩5分ほどの場所にある「おんでこドーム」、入場料無料で、佐渡の地産料理の出店も多数出展します。今年は5月25日(日)の9:00~16:00、雨天決行(屋根があります)です。

佐渡の『鬼太鼓』を“生”で見てみたいという方は、ぜひ『佐渡國鬼太鼓ドットコム』へ行ってみてはいかがでしょうか。 

サイト紹介

佐渡・青木鬼太鼓Facebookページ

佐渡國鬼太鼓ドットコム


あらきやすしライター あらきやすし(会社員)

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。