実は伝統芸能の活動拠点!佐渡で人気の食堂「ときわ館」

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あらきやすしこの記事のライター あらきやすし(会社員)

 

先日、佐渡を旅行していた時の事です。お昼のカーフェリーで帰ろうと思っていたのですが、降雪のため道路状態が悪く、結局間に合いませんでした。

港まで送って下さった友人が気を遣って下さり、とりあえず昼をどこかで食べようという話になりました。さて、どこに行こうかと。いろいろ候補が挙がった中で「最近“ときわ館”が評判良いらしい」という話になり、行って見る事となりました。

「ときわ館」・・・旅館かホールのような名前です。場所は佐渡のほぼ真ん中。本線(国道350号線)沿い・・・からちょっと入った場所にあります。入ってすぐなのですが、知らない人はなかなか到達できません。

ときわ館外観 「文弥人形」と書いてある・・・

ときわ館外観 「文弥人形」と書いてある・・・

「お食事処」「コーヒー・お食事」という大きな文字。いかにも地元の食堂!という感じです。ただ、気になったのは建物の左側『文弥人形』と書いてあります。 文弥人形といえば先日ご紹介しました、佐渡の伝統芸能です。ちょっと気になりつつも、店内に入ってみました。

「ときわ館」店内

「ときわ館」店内

 

お店の中に入ってみると、結構スッキリ・ゆったりした感じです。本当に地元の食堂と言う感じ。お昼も少し過ぎていたため、お客さんは他に二組だけ。

メニューにも・・・文弥人形

メニューにも・・・文弥人形

テーブルに着いて、メニューを手に取ると、、、ここに「文弥人形」の写真が。

パっとメニューを見てみると、日替わり定食750円を筆頭に、生姜焼き定食800円、ラーメン550円、スパゲッティ(スープ付)で700円と、なんとも財布に優しい価格が並んでいます。あとドリンクの種類も豊富。コーヒー、紅茶から、チョコチーノ、抹茶ラテ、ビールもあります。

とりあえず、ここは無難に「日替わり定食」を頼んでみました。この日はサンマとの事ですが・・・

日替わり定食(サンマ)

この日の「日替わり定食」はサンマでした。

・・・これは「サンマ」が小さいワケではありません。とにかくボリュームが・・・すごいです。

焼きさんま・ 野菜炒め・ブロッコリーとカリフラワー明太マヨ・厚焼き玉子・サラダ・漬物・お味噌汁。これで750円です。いかがですか?

ちなみに、お味噌汁に入っているこんにゃくは、なんと「ときわ館」さんの手作りです。ただボリュームがあるだけでなく、手作り&地産地消のメニューで頑張っているのだそうです。

予想外のボリュームで、とても満足だったのですが。どうしても気になる事がありました。そう「文弥人形」。

お店の方に聞いてみたところ、なんでもここ「ときわ館」の女将さんが、実は文弥人形の一座『常盤座』の座長さん。という事で、この食堂の隣には「常盤座」練習場があるのだそうです。

この日は女将さんが不在だったのですが、練習場を見せて頂ける事になりました。早速、いったんお店の外に出て、別の入り口から練習場へお邪魔しました。

常盤座さんの練習場

常盤座さんの練習場(舞台)

建物の二階部分にある「練習場」。というか、立派な「文弥人形専用の舞台」ですね。ちょっとした宴会も開けそうなスペースになっていて、ここで文弥人形の公演も催されるそうです。

文弥人形

文弥人形

さすがにこの日は、実際の文弥人形のお芝居は見れませんでしたが、、階段の踊り場に、文弥人形芝居で実際に使われる人形が展示してありました。佐渡独特の人形芝居、伝統芸能の灯を、ぜひ灯し続けて頂きたいなと思いつつ、自分はそのために何が出来るかな、と思ったりもしました。

とりあえず、また「ときわ館」さんに食べに来ようかな、と思っています。他のメニューも気になりますし。

地元の方々に親しまれている食堂、その同じ建物の中には伝統芸能一座の拠点!という、いかにも佐渡らしいお店です。


※掲載している価格等は、2014年12月時点で確認したものになります。予めご了承ください。
「ときわ館」さんのFacebookページで毎日お昼前に、その日の日替わり定食の内容がUPされています。

お店情報

ときわ館

  • 〒952-1212 新潟県佐渡市泉104
  • 営業時間
    月~土 ランチ:10:00~17:00
  • 0259-67-7555
  • Facebookページ

あらきやすしこの記事のライター あらきやすし(会社員)

 

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。