NSGグループ始まりの地。愛宕神社を訪ねる

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専門学校をはじめ、アルビレックス新潟等のスポーツ事業、医療法人や社会福祉法人など、多数の企業を運営するNSGグループ。新潟にお住まいの方や、新潟でビジネスをしている方ならきっとおなじみのグループ企業です。

そんな、NSGグループの創業者 池田弘(いけだひろむ)さんが、神社の宮司であることは一部の方しか知らないようです。

先日、ぷらぷらと上古町を歩いていたら、古町愛宕神社を見つけたので参拝してきました。

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上古町商店街通り沿いに、ひっそりと立つ神社。入り口の門には「宗教法人 愛宕神社」の文字が。

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民家の並びの奥に神社が見えます。

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通路には、愛宕神社の歴史が書いてあります。な、長い。愛宕神社は1609年(慶長14年)に、京都愛宕神社本宮より御分霊をお迎えし、鎮斎されたのが始まりとのこと。

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こちらは本殿・拝殿。

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年期の入った建物は、建築時期の1700年代前半から、増改築もほとんどないそう。新潟市有形文化財(建造物)指定を受けています。木製の狛犬が本殿正面縁にあるそうですが、見つけられませんでした。その木造狛犬は1663年(寛文3年)に奉納された歴史あるものだとか。

愛宕神社の御祭神は、火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)と、伊邪那美尊(いざなみのみこと)、天熊大人(あめのくまひと・あめのくまうし)。といわれても良く分からないんですが、火之迦具土神は、農耕守護・防火・台所・商売繁盛の神。伊邪那美尊は、縁結び・結婚・夫婦円満・子宝授けの神。天熊大人は、五穀豊穣の守護神だそう。

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  狭い敷地なのですが、境内神社の「口之神社(くちの)」があります。

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千葉県の口ノ宮神社の御祭神木内惣五郎(木内宗吾あるいは、地名から佐倉宗五郎とも称す)の御分霊と、1768年(明和5年)新潟町でおこった「明和の騒動」の首謀者である義人 涌井藤四郎・岩船屋佐次兵衛らをお祀りしています。

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その由来から、「争い事を治める神様」「家庭円満の神様」、法曹界からは「司法試験合格の神様」「勝訴のご祈願をするお宮様」、選挙の際は「当選祈願のお宮様」として崇められ、また花柳界の信仰も厚い神様だとのこと。

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こちらは稲荷神社。商売繁盛を祈願するところ。

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それと、「異業種交流会501」の慰霊碑が。501は池田弘さんが主催する新潟の起業家を育成する異業種交流会。「はからずも志半ばで亡くなってしまった会員並びに会員所属法人職員の功績を称え、魂を慰霊していきたいという思い」からこの慰霊碑が建立されました。

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そして、NSGグループの本部が同じ敷地内に。

今でこそ新潟の一大グループ企業に育ったNSGグループ。専門学校やアルビ、病院事業からビジネス全般まで、新潟に住む本当に多くの人が関わる企業の、始まりの地はこの小さくとも歴史ある神社なんだなぁと感慨深くなりました。

古町愛宕神社:http://www.niigata-atago.jp/

NSGグループ:http://www.nsg.gr.jp/

501異業種交流会:http://www.igyosyu501.jp/

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ライター 唐澤頼充(新潟のライター/リサーチャー)

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。