この記事のライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)
古町十字路、柾谷小路に一際オシャレな外観のお店があります。2013年11月からオープンしたこのお店は「発酵酒粕 酉(みのり)」。なんと、酒粕(さけかす)の専門店なのです。
以前から気になっていたのですが、男性だけではちょっと入りにくそうなお店。今回、女性の友人2人が同行してくれたので突撃してきました!
白を基調とした、奥に長く伸びた店内。「酒粕で美しく健康に」がテーマに冷蔵ケースと棚にいろんな種類の酒粕商品が並んでいます。なんでも、酒粕専門店は全国でも初なのだとか!さすが酒処新潟!!
冷蔵ケースの最上段に入っているのが酒粕。「中川」など書いてあるのは酒蔵の名前です。酒粕の味はお酒の種類や、絞った時期によって全然味が変わってくるそうです。新潟の酒粕はお酒の品質もいいのと同じようにレベルが高いそうで、驚かれる方が多いと店長さんが教えてくれました。
店内にあったパネルには「酒は花、酒粕は果実」との説明が。清酒を作った際には必ず酒粕が出る、切っても切り離せないものだというのを「花と果実」に例えたのはとても上手ですね!日本有数の日本酒生産地である新潟では多くの酒粕が生まれるわけです。その酒粕をいろんな方法で楽しんでほしいと提案するのが「みのり」の役割だと店長さん。
実際にお店の入り口のディスプレイにはいろんな酒粕商品が。写真の右奥から「酒粕」、「酒粕化粧水」、「酒粕リングケーキ」、「酒粕ジェラート」です。食べ物から化粧水までとはなんと幅広い!!
商品棚にもさまざまな商品があり、酒粕の汎用性に驚かされました。
人気商品を聞いたところ、最近注目なのがこのドリンクだそう。新潟県醸造試験場で開発した酒粕乳酸発酵食品「さかすけ」を使用した麹・乳酸発酵飲料「もと」です。
「さかすけ」は、高品質な新潟清酒から製造される栄養・機能性成分たっぷりの酒粕を。独自の乳酸菌、特殊な製法技術を用いることで栄養・機能性成分を増強した乳酸発酵酒粕で新潟で開発された今売り出し中の商品だそう。と、説明されてもよくわかんないという顔をしていたら店長さんが、「“酒粕”が牛乳だとしたら、“さかすけ”がヨーグルトという関係ですよ」と教えてくれました!わかりやすい!
あと金平糖も人気だそうです。
いろんな酒粕商品が買える「みのり」さんにはイートインスペースも有ります。販売しているのはここだけのオリジナルドリンク、「HOTさかすけ」と「さかすけのスムージー」。
これが「HOTさかすけ」。思った以上にすっぱい!と言っていたら、女性陣はそうでもないよう。なんでも男性の方が酸っぱいと感じやすい味覚なんだとか。
そしてさらにすっぱいのが右側の「キウイとヨーグルトのさかすけスムージー」。これはヤバイです。男性陣はかなり酸っぱいと思います。昔に流行ったUHA味覚糖のシゲキックスを思い浮かべて下さい。ヨダレが出てきましたか?そんな感じです(笑)左側の「グリーンスムージー」はすっぱさがなくグイグイいけました!男性にはこれがオススメかもしれません。
すっぱいすっぱい騒いでいると、店長さんが「さかすけ」を試食させてくれました。こいつ、かなり酸っぱいです(笑)もう刺激物か!?と思えるほどでしたが、女性陣はなんか普通でしたね。僕が酸っぱいのに弱いのかもしれません。
酒粕、さかすけをいろいろ満喫させてもらいましたが、酒粕の美容健康効果ってものすごいそうです。そしてその利用も簡単で、お味噌汁に溶いてもいいし、和食はもちろんクリーム系にも相性が良いので、グラタンやシチューに入れるのもコクが出ていいそうですよ。メインで使わなくてもちょっと料理にプラスするだけでいいそうです。
同行した女性は酒粕でできた化粧水を購入していました。包み方も風呂敷風でオシャレ!!
まさに酒粕の見本市!という雰囲気の「みのり」さん。これはキレイになりたい女性必見のお店だと思いましたよ。でも男性は一人では入れない雰囲気です(笑)
ちなみに「みのり」さんでは、買物すると金額に応じて、古町の提携駐車場で利用できる無料駐車券、またバス乗車券の配布をしていますので、ご利用の方はお店で確認してみてください。
古町に行かれた際はぜひ!
お店情報
酒粕専門店「発酵酒粕 酉(みのり)」
- 〒951-8063 新潟市中央区古町通七番町950番地4
- 電話番号 025-378-0821
- ウェブサイト http://www.sakekasu.biz/
この記事のライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)
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