未来のクルマとして世界各国で開発が行なわれている電気自動車(EV)。そのひとつ、スペインで導入されている小型電気自動車「Hiriko」を知っていますか?マサチューセッツ工科大学が開発した、折り畳みができるというユニークなEVで、デザイン性などを含め大きな話題になっています。
この注目のEV「Hiriko」を日本の規格に合わせ、公道を走らせようと言うプロジェクトが、新潟県で行なわれているのをご存知ですか?
日本版Hirikoの開発を行なうのは、柏崎市に新設された(株)Hiriko.JP。2014年から県内で実証実験を行い、早ければ3年後の市場デビューを目指しているとのこと。そんなHirikoの新潟モデルのデザインが、東京モーターショー2013で公開され話題になっていました!
新潟県 産業労働観光部 産業振興課 新エネルギー資源開発室WEBサイト:http://www.niigata-ev-phv.jp/
そのデザインをご覧ください!
おぉー、なんともロボットっぽいデザインです!それもそのはず、デザインを担当したのは、機動戦士ガンダムのモビルスーツをデザインした「大河原邦男」氏!往年のロボットファンにはたまらない人選ですね!
スペインのHirikoよりもシャープな印象を受けます。これはスペイン版の規格幅1.7メートルを、日本の軽自動車規格1.48メートルに変更する改造作業の一環で、大河原氏にデザインを依頼したからだとか。
デザインについて大河原氏は「無機質なものでなく、クルマに表情を与えたい。一つのキャラクターとして、 自己主張するような」とHiriko.JPのパンフレットでコメント。確かに親しみがわいてきそうなデザインですね。
「Hiriko 新潟」で画像検索すると、別角度からの写真もたくさん出てきます。これから新潟のまちで、このデザインのHiriko新潟モデルが走るのが今から楽しみです。
ライター 唐澤頼充(新潟のライター/リサーチャー)
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