この記事のライター 井上有紀
誰かとお茶をしたり、美味しいランチを食べたり、ゆっくり一人で本を読んだり、作業をしたり…近年ますます「カフェ」という空間が多くの人の生活にとって大事な場所になっているような気がします。でもたくさんのカフェがある中、雰囲気や味、場所などが「とても好きだ」と思えるカフェにはなかなか出会えないもの。だからこそ、出会えた時の喜びはとても大きいです。
今回ご紹介するのは、一回目に行った時から「とても好きだ」と思えたカフェ。それが、2017年10月に長岡駅のすぐ近くにできた「yobukodori(よぶこどり)」です。
今回は店主佐藤さんに聞いたお話と、yobukodoriのメニューやおすすめポイントをレポートしたいと思います!
カフェ「yobukodori」に行ってみよう
カフェ「yobukodori」があるのは、長岡駅前の大手通を少し入ったビルの2階。市役所があるアオーレ長岡の道路をはさんだ向かいあたりにあり、改札から歩いても5分ほど。
ビルの1階に着くと、ランチのカレーの匂いが…!匂いだけでお腹が空いてきてしまいます。
階段で2階へと上がり、ドアを開けると、シンプルだけどほっこりする空間が広がっています。
お店に入ると店主の佐藤琴恵さんが迎えてくれました。yobukodoriの雰囲気にぴったりな、優しい笑顔の女性です。
「安心して長居できるカフェをやりたい」
佐藤さんは長岡出身。以前は親御さんが経営していたカレーとパスタのお店で働いていたそうです。そのお店が2017年の8月に閉店。自分でカフェをやることを決め、物件を探し、改装。10月にオープンしました。かなりスピード感のある行動です。
「なんか、辞めることが決まったら、前から考えていたカフェをやりたいと思い始めてしまって…めまぐるしい開店準備でしたね」
カレーは前のお店のものを使っています。いつも前を通る度にする良い匂いはたいていカレーのもの。
「駅前は意外とこういうカフェが少ないので、車がない人も来れるような、そして安心して長居できるようなカフェにしたいです」
「安心して長居できる」って思い切り言ってもらえるとこんなにも行きやすく感じるんですね。確かに私も安心して長居できるカフェ、大好きです。
こちらのカフェの雰囲気は、吉祥寺が本店の、「サジロカフェ」軽井沢店を参考にしたそうです。吉祥寺のサジロカフェには私も行ったことがあり、好きなカフェの一つ。
勝手におすすめポイント4つを紹介!
高校生の頃からカフェが好きで、雑誌をめくってはこだわりのカフェを開拓していた私。
実はこの取材が決まる前から、「yobukodori」のことを「好きなカフェだな」と思って何度か通っていました。ここからは、そんな私がおすすめポイントを独断と偏見で紹介解説いたします!!
おすすめポイントその1。それは、なんといってもモーニングをやっていること!!
休日の朝や友達が泊まりに来た朝など、モーニングができる好きな雰囲気のカフェはとても重宝するのです。
「yobukodori」のモーニングは、「モーニングセット」一択ではなくて、種類も豊富。
朝から多めに食べたい人も、そんなにたくさんは要らない人も、メニューがいろいろあるので自分の好みに合わせて選ぶことができます。
ちなみに、わたしのおすすめはクラムチャウダーと自家製ソフトフランスパンのセット。パンをちょっとスープに浸して食べるときってなんであんなに幸せなんですかね。
そして、このボリュームで500円ってとても安い。
おすすめポイントその2は、価格がリーズナブルなことです。
店主の佐藤さんも、「そこは意識している」とおっしゃっていましたが、ランチにしてもモーニングにしてもドリンクにしても、とてもリーズナブルなので行きやすいです。
材料や品質にすごくこだわっていてお値段の高めな、特別な日に行くようなお店もいいけれど、それ以上にこんなふうに、リーズナブルで美味しく、日常的に何度も使えるお店はとても大事です。
おすすめポイントその3は、自家製パンがとても美味しいこと。
こちらのカフェのメニューの中でも目立つのが、「自家製ソフトフランスパン」が食べられるセットです。
このやわらかめなフランスパンが、とても美味しい。ふわふわな部分と少し硬い部分が程よい割合で、小麦の良い香りもしっかりします。
ちなみに、ランチメニューにあるパクチーや卵を挟んだベトナム料理「バインミー」は、このフランスパンと具が絶妙にマッチしている逸品です!東南アジア料理が好きな方はぜひ食べてみてください!
そして最後のおすすめポイントは、店員さんの接客です。カフェの接客って、ちょっとした行動の違いで居心地がだいぶ変わると思っています。
佐藤さんを始め、他の店員さんも、決してたくさん話しかけたりするわけではないのですが、ちょっとした行動に、お客さんの気持ちや事情を考えていることがうかがえて、とても心地よい接客をしてくれます。
これはその場の状況や行く人の感じ方によっても違うかもしれませんが、少なくとも私にとっては十分「yobukodori」に行く理由になりました。佐藤さんご本人も「お客さんが満足したな、って思える瞬間が好きです」とおっしゃっていたので、きっと考えて動いているのだなあ、と思います。
他にも細かくおすすめポイントをあげようと思えば挙げられるのですが、とてもマニアックな紹介になってしまうので、ここまでにしておきます。笑
様々なお店が並ぶ長岡駅ですが、モーニングからランチ、お茶の時間まで「ほっ」と心温まるカフェ「yobukodori」、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
店舗情報
「yobukodori」
〇住所:新潟県長岡市大手通り1-3-8 コスモ和第2ビル 2F
〇営業時間:モーニング 8:00~10:30ランチ 11:00~14:00 おやつ 14:00~18:00 定休日無し
※都合により営業時間が変更になることもあります。最新の情報はこちらのFacebookページでご確認ください。https://www.facebook.com/Yobukodori/
〇電話:0258-39-8266
この記事のライター 井上有紀
東京都八王子市生まれ。2015年に大学を休学して新潟市内野町に移り住む。「つながる米屋コメタク」「ツルハシブックス」で活動したのち、東京に一度戻り、2017年春に今度は長岡でしごとと暮らしを始める。現在は、「にいがたイナカレッジ」という地域と若者をつなぐインターンシップを運営。第二のふるさとは新潟市の内野町と長岡市の木沢集落。
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