日々の喧騒をのがれ、山の麓でゆっくりとした時間を過ごせるカフェ 「CAFE&SHOWROOM MACHITOKI」

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新潟市中心部から車で約50分、最寄駅の加茂駅から車やバスで約10分。そこから少し歩くと、まるでジブリアニメの中に迷い込んだかのような可愛らしい木造の建物があらわれます。こちらが「CAFE&SHOWROOM MACHITOKI」です。

旧七谷郵便局を改装してオープンしました

飛石を進み、少し重たい扉を開けると、オーナーの奥さまが優しい笑顔で出迎えてくれます。席は1階と2階の計6テーブル。決して広くはないお店ですが、土日には多くのお客様で溢れ、座席が空くのを待つ人も現れるほど。カフェとして利用されるお客さまが多いので、ピークは14時〜16時。もし時間が合えば、それ以外の時間帯を狙っていったほうが良さそうです。

明治二十年創業、実家の工場の白玉粉を使った「しらたまあんみつ」

席に落ち着きメニューを見ると「しらたまあんみつ」の文字が目にはいってきました。一番の看板メニューで初めてのお客さんの多くが頼んでいかれるそう。

春の「しらたまあんみつ」にはいちごが入っていました

デザイナーでもあるオーナー渡辺さんの実家は、明治二十年創業の白玉屋「渡英商店」。MACHITOKIでは実家の工場で作られた白玉を使って「しらたまあんみつ」(ほうじ茶込み/税込570円)を提供しています。春にはイチゴを、夏にはキウイを、秋にはさつまいもをと季節によって入っている果物が違うので何度同じメニューを頼んでも違った味わいが楽しめます。

オーナーがデザインした、「渡英商店」の白玉粉

ちなみにオーナーの実家で作られた白玉粉は1階で購入することも可能です。昔は粉から白玉をつくっていたもの。しかし最近はそんな機会も少なくなったような気がします。そんな今だからこそお子さんと一緒に粉を練って作る白玉も思い出に残る一品となりそうですね。

しらたま以外の軽食や飲み物も充実!

ホットサンドはどちらも税込550円

他にも軽食としてホットサンドの提供も行っています。ホットサンドは、計2種類。「ハム&たまご」と「ミートソース」です。具材がしっかりと入っているので、ひとついただいただけでも十分な満足感。(とはいえ、やはりここに来たからには!とあんみつも頼んでしまいましたが…)

メープルシナモンミルク(税込420円)

また個人的におすすめしたいのが、「メープルシナモンミルク」。シンプルな飲み物ですが、古民家の落ち着いた雰囲気の中で飲むと、ほっと落ち着くことができます。

ちょっと疲れたときや肩の力を抜きたいときにおすすめ。ただ力を抜きすぎて午後の作業が進まなくなってしまうことも多いので仕事があるときにはあまりおすすめしません(笑)

愛らしい表情が魅力のデザイン商品の数々!

カフェには、オーナーが作ったデザイン商品も置かれています。デザイン商品というと「扱いにくそう…」と少し気後れしてしまいますが、こちらで販売されている商品は普段から使えるものばかり。ついつい買いすぎてしまいます。

代表的な商品はジョンソンさんのプレート。ジョンソンさんは「ずっと旅人・いくつになっても旅人」というコンセプトをもとに生まれたキャラクターだそう。完全手作りで作られているので、一つ一つ表情が違ったり、動作が違ったりしてじっくりと選ぶのも楽しい商品です。

他にもシンプルな瓶やマグカップ、調味料なども置かれています。期間限定で展示も行っているので展示に関する商品も!雑貨をみているだけでも十分に楽しめます。

2018年3月、念願の2階部分をオープン!

七谷郵便局だった建物を改装し、2012年12月に現在と同じ場所でDESIGN&WEBSHOP「MACHITOKI」を始めました。当初は事務所としての活用でしたが、近くに住むお客さまは商品を購入しにいらしていたそう。そういった方から「こんなに素敵な場所をただの事務所にするのはもったいない」と声をいただき、カフェとしてオープンすることも考え始めます。そして2015年3月「SHOWROOM&CAFÉ MACHITOKI」として一般客も利用できるようになりました。

各所で取り上げられ徐々にお客様が増えるなか、2018年3月オーナーが「眺めもきれいだし、素敵な場所なので解放したい」とかねてよりおっしゃっていた2階部分が遂にオープンしました。

デザインや暮らしに関する本など置いてある種類の幅は様々

2階には本も多く設置されています。オープン当初から「ひとりでもゆっくりと本を読めるカフェにしたい」と思っていたこともあり、テーブルもゆったりと余裕のある配置に。おひとりで本を読みにくるお客様もいらっしゃるんだとか。

オーナーご夫婦は「2階をやってよかった。もうずっと前から解放しているような気分だね」と語り合うそう。2階にもお邪魔させていただきましたが、大きな窓から光が差し込み、ゆっくりと落ちついて過ごせる場所でした。

山あいにそっと佇む「CAFE&SHOWROOM MACHITOKI」。日々の喧騒から逃れ、ひと息をつきたいときに訪れてみませんか?少し不便な場所ですが、のんびりと時間を過ごすのであればおすすめの場所です。肩の力を抜いてほっとひと息をつきに訪れてみてください。

店舗情報

「CAFE&SHOWROOM MACHITOKI」
〇住所:新潟県加茂市黒水856
〇営業時間:平日は11:00-16:00 土日は11:00-18:00
〇休業日:毎週月曜日・火曜日
〇電話:0256-53-0026
〇HP : http://machitoki.com
〇Facebook:https://www.facebook.com/machitoki/
〇Instagram:https://www.instagram.com/machitoki/?hl=ja


この記事のライター 長谷川円香
新潟県在住ライター。40日間の弾丸ヨーロッパ旅から帰ってきて、ようやくライター業をはじめました。 

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。