パン工房「Harmonie(アルモニエ)」地産地消と障害者雇用に取り組む長岡市和島地域の重要スポット

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寄稿【※この記事はながおか市民協働センター【長岡市民リポーター むすび隊】コラムより転載させて頂いております】

 

今回は和島地区のお話です。

旧和島村(現在長岡市)にあります「和島トゥー・ル・モンド」内に、3月7日パン工房「Harmonie(アルモニエ)」がオープンいたしました。
向かって左側がBague、右側の校舎はどうなるのかなー?と思っていましたが、なんとパン屋さんになったんですね!

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Bagueは木造で温かみがある造りでしたが、アルモニエの方は鉄筋で、白く清潔感があり、かなり綺麗にリノベーションされています。入室すると部屋の真ん中にドーンとテーブルが置かれ、美味しそうな香りと、他店では見かけないような珍しいパンが上品に並んでいます。

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アルモニエのパンは、旬の素材の美味しさを最大限引き出すためシンプルな製法で作られているそうです。

そのためか、使われている野菜の味が非常に分かりやすいです。

個人的に私はお砂糖特有の甘さがちょっと苦手なので、アルモニエのパンは本当に食べやすくて美味しいですね!

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IMG_2577IMG_2571■食材の宝庫「旧三島郡地域」で地産地消

旧三島郡地域(現出雲崎町、旧越路町・寺泊町・三島町・与板町・和島村を合わせた6地域)は非常に土地の恩恵を受けており、食材の宝庫です。と語ってくださったのは和島トゥー・ル・モンド支配人・斎藤篤さん。

「三島郡地域には信濃川が流れ、山があり、田んぼがあり、さらに海まで持っています。特に旧和島村においては湧水の宝庫であり、こんな小さな集落に酒造会社が2つもあるのは、土地の持つ能力が非常に高く、お水に恵まれている証拠です。」(斎藤さん)

この豊かな資源を買う・使う・食べることで地域へ貢献しようと取り組まれています。

■障害者の就労継続支援で「福祉」にも取り組む

地産地消に並んでもう1つ和島トゥー・ル・モンドの特徴として、障害者の方をスタッフとして雇用していることが挙げられます。

長岡で唯一の「指定障害者福祉サービス事業所 就労継続支援A型」であり障害者の就労を助ける役割を担っています。社会的交流にとどまらず、障害者の経済力を援助するべく雇用されています。「障害があろうとなかろうと、同じチームのスタッフなのです。」(斎藤さん)

話し方などで障害があると分かるスタッフもいらっしゃいますが、皆非常に礼儀正しく、誇らしげに、いきいきと仕事されています。ここで輝く方たちは大勢いる障害者の中でごく一部であり、もしかしたら理想的過ぎる印象を受けるかもしれません。しかし憧れや理想があるから頑張れることもあると思います。もちろん、理想的に見える和島トゥー・ル・モンド内にも、我々が見えない苦労は山ほどあるはずです。和島トゥー・ル・モンドは、みんなが勤めたいと思う憧れの場所でなければならないのかもしれません。

障害者の「夢」を、達成しなければならない「目的」に変える支配人。丁寧に取材に答えて下さる支配人の優しい雰囲気から、スタッフの成長を見続けて行く幸せを読み取ることができました。

■地域の課題解決に取り組む和島トゥー・ル・モンドのこれからに注目!

障害者雇用の促進と地産地消により地域を守るという2つの役割をもつ和島トゥー・ル・モンド。

パン工房アルモニエopenに続いて、今後どんな展開を見せて下さるのか、楽しみです!

美味しい上に、ハイセンスでお洒落な雰囲気を味わうことができる和島の注目スポット。

パンを買いにわざわざ和島まで?…いえいえ、和島まで行く価値を、十分感じられるはずです!

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【著者プロフィール】

巻淵 葵(三島郡.com管理人)
・出身: 長岡市寺泊
・得意なこと:朝早起きしてすぐ活動できること

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寄稿【※この記事はながおか市民協働センター【長岡市民リポーター むすび隊】コラムより転載させて頂いております】

 

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。