商店街で買った食材だけで鍋を作ってみた!&下本町商店街を大学生がまち歩き

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池トヒロクニこの記事のライター 池ト ヒロクニ(大学生)

 

突然ですが質問です。あなたは最後に商店街で買い物をしたのはいつですか?

思い出せない人、結構いるのではないでしょうか。そういう自分も最近は全く商店街で買い物をすることがなくなり、おそらく最後は10数年も前になるのではないかと思います。だけど商店街には商店街にしかない魅力、大型スーパーには真似できないような人を惹きつけるような何かが必ず有るはずなんだと思うんですよね!

というわけで、商店街の魅力を探りに行ってきました。舞台は今も昔ながらのほんわかとした雰囲気を保った、良い意味で時代遅れな商店街、フレッシュ本町です!古町の中心街から10~15分歩いたところにあり、写真に写っている可愛らしいアーチが目印です。

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何をしてきたかというと、イマドキの若者数人でフレッシュ本町へ赴き、商店街の方々とコミュニケーションをとりながら晩御飯の鍋の材料を調達するという「ちょっとしたお使い企画」を実施してきました。こちらの商店街には何度か来ているのですが、美味しそうな食材を売るお店が多いんです。また、露店も多く出ているので、新鮮な食材が手に入るのではないかと思いました。

また、商店街の人たちの気さくな人柄、なんでも教えてくれる人情が魅力的だと思いました。友人を連れて若者×地元の方でコミュニケーションを取ったら面白そう!と思ったのです。

「仲間と一緒にまち歩き」「商店街の色んな方と触れ合う」「何も決めていないけど、とにかく美味しい鍋を作る!」を一気に実現しようという贅沢な企画。いったいどうなったのでしょうか~?

①何鍋にするかを決める

下本町露店1

何をつくるのかを決めないと食材も決まりません。ということで、露店で野菜を売っていた方に今の季節は何鍋がおススメなのか聞いてみました。

若者たち(以下、若)「すいませんー。今夜私たち、鍋をしたいんですけど…今の季節は何がいいですか?」
商店街の方々(以下、商)「鍋なんだから何でも入れたらいいよ!」
若「えっでも、肉と魚を一緒にしちゃダメとかありませんか?」
商「ないない。それぞれの食材の味が染み出ておいしくなるんだよ」

確かにそうですね。私たちは勝手に鍋を難しく考えすぎていました。気持ちが楽になった私たちはそれ以降、鍋に入れたら美味しくなりそうな食材を手当たり次第に買うことに。

下本町露店2
とりあえずこの重要な示唆を与えたくれたお店では白菜を買うことに。ひと玉でなんと50円!安い!

②ネギを買う

下本町露店3

歩き進めると高齢の方々が何やら楽しそうに集まっている露店が。

若「こんにちはー。鍋をしたいんですけどおススメの食材ってありますか?」
商1「鍋なんだからとりあえず、ネギは入れなきゃね。これ買って行きなよ!」
若「このネギ、でっかいですね!」
商1「スーパーのなんかよりもずっと大きくて長いよ」
商2「新鮮だから香りもいいんだよ。ほら、嗅いでみな」
若「あっ本当ですね!すごい」

ということで、このお店では立派なネギを買うことに。長さ約1メートルはあったでしょうか。持ちやすいようにお店の方が葉の部分を切ってくれました。優しい!

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③駄菓子屋さんで休憩する〜「はまだ屋」

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駄菓子屋さんがこの商店街にはあるのです!今時珍しいですよね。珍しさのあまりついついお店に入ってしまいました。店内には懐かしの駄菓子がたくさん!懐かしさに興奮しながら駄菓子を選ぶ若者たち。お店の外ですぐに食べ始めてしまいました。

下本町6

④豆腐屋さんに行く〜「小森豆腐店」

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鍋と言ったら豆腐ですよね。というわけで豆腐屋さんに行ってみました。小森豆腐店さん。常識の無い私たちは鍋に使う豆腐の種類から尋ねることに。

若1「あのー。鍋をしたいんですけど、普通は木綿と絹のどっちをつかうんですかね?」
商「木綿を使うことが多いかなあ。木綿の方が豆腐の味がしっかりしてるから鍋が一層、おいしくなるよ」
若1「そうなんですか。じゃあ木綿をください!」

若2「あっ!こっちにソフトクリームがある!この豆乳ソフトクリームもください!」

そこでは豆腐のほかにも白滝や油揚げなども売っていたのでまとめて買いました。品ぞろえがいいですね。さらに豆乳ソフトクリームと豆乳ドーナッツをレジの横で見つけてしまった若者たちはそれを迷わず購入。さっきもお菓子食べたばっかりじゃ…?ちなみに味は超おいしいです!ソフトクリームは豆乳の優しい味がしっかりと出ており、ドーナッツはもっちもち!

下本町8

⑤魚屋さんへ行く〜見崎屋鮮魚店

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ここまで食材を買ってきてメインの食材をまだ買ってないことに気付いた私たちは魚屋さんへ行くことに。ここの魚屋さんがすごいんです。店長さんがすごくワイルドかつ気さくな方で、魚の知識ゼロの私たちにいろいろなことを教えてくれました。

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商「はいいらっしゃい!好きに見てって―!わかんないことあったら何でも聞いてね」
若「あのー。私たち鍋をしたいんですけど、何の魚を入れたら美味しいでしょうか?」
商「鍋ならやっぱタラじゃないか。タラの切り身がまだ残ってたはずだからちょっと待ってな!」
商「はいお待たせ。これ持ってきな!」
若「えっ持ってきなって…?」
商「あげるよ!お金いらないから。明日お店休みだし」
若「いやいやいやいや!お金払いますよっ」
商「いいっていいって。その代りまた来てな!」
商「あっこのワカメもついでに持ってきな!水に戻すだけで食べれるようになるから」
若「ありがとうございます!!

記事を書いている今でもまだこの時の衝撃は鮮明に記憶に残っています。商品を貰うということに、スーパーでの買い物に慣れてしまった私たちは全く意味が解らず困惑するばかり。結局店長さんのご厚意に甘えてタラとワカメを無料で頂くことに。本当にありがとうございました。また来ます!!

鍋
そんなこんなで、鍋の食材をゲットした私たちは最後にアーチの前で記念写真を撮ってからフレッシュ本町を後にし、鍋を作りました。多少の買い足しはしましたが基本はフレッシュ本町で購入した食材たちです。お店の方々におススメされた野菜やお魚がたっぷり入った鍋は最高の味でした。初めのお店で言われた「何を入れても美味しい」という言葉は本当ですね。

最後に

下本町11

一緒に買い物をしてくれた友人たちも皆、「フレッシュ本町にはまた来たい」と言っていました。フレッシュ本町の虜になってしまったみたいですね。気軽にお喋りを楽しめるお店の方の気さくさ、食材の美味しさ・新鮮さ、そしてお店の方々の人情と笑顔がこの商店街の魅力なのだとこの企画で気づきました。鍋を食べ終え、お腹も心もいっぱいです。

みなさんもこんな魅力あふれる商店街、フレッシュ本町にぜひ行ってみてください。優しい気持ちになること請け合いです。

スポット情報

下本町商店街(フレッシュ本町)


池トヒロクニこの記事のライター 池ト ヒロクニ(大学生)

 

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。