この記事のライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)
ロハスピープルのための快適生活マガジンとして人気のある雑誌「ソトコト」。2014年最初の特集「なじみの本屋」に新潟県からツルハシブックスさんが取り上げられています。
ツルハシブックスさんは、新潟市西区内野にある書店。内野駅から徒歩数十秒という立地。「祝ソトコト掲載」のPOPが店外からも目立ちます。
看板にはツルハシのロゴが。そして「ジブン発掘本屋」とのコピー。手作り感があり味のある看板です。
店内に入ってすぐの絵。表の棚にソトコトが飾ってありますね。書店にしては本棚が少ない印象を受ける空間。
ソトコトには、どどん!っと10ページも掲載されています。それだけ編集部を惹きつけた魅力と工夫のある本屋さんなんです。
メインの本棚はコチラ。
伊藤洋志さんの「ナリワイをつくる」という本が中心。全体をみて右上の棚が「つくりかた」。右下が「生きかた」。左上が「暮らしかた」。左下が「働きかた」。という構成になっているとのこと。
本や雑誌を作る作業に「編集」というものがありますが、ツルハシブックスさんの本棚は、まさに本棚を編集しているよう。本棚ごとにテーマを決め、店員に厳選された本が並んでいます。
本棚減りました?と聞くと「ひとつ撤去しました」とのこと。本屋の売り物は本ですが、その商品点数を減らすとは・・・。
「より一冊一冊のセレクトに力を入れていくんですよ」だそう。
ツルハシブックスには地下室があります。そこは30歳以上は入場できない「HAKKUTSU」と呼ばれる空間。
中には、店主の西田さんがセレクトした、「若者の人生を変える一冊」になるような本が並んでいます。独特の空間。
それ以外にも、「カラバコ」と呼ばれるレンタル物販スペースがあったり。それ以外にもくつろいでお客さんと会話できるソファがあったり。
お客様も参加できるボードがあったり。本屋という固定概念を捨て、新しい本屋を目指す取り組みで店内はいっぱい。
そんなツルハシブックスさんは、全国からお客さんが来る店でもあります。ただの本屋に全国から、ツルハシブックスに行きたくて新潟まで来る。これってすごいことですよね!
ツルハシブックスさんの最近のキャッチコピーは「気がついたら私も、本屋という舞台の、共演者になっていました」というもの。客と店員、消費者と企業という関係ではなく、いつの間にかツルハシブックスの仕掛けに参加している。そんな空間作りをしている本屋さんです。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?何かが見つかるかもしれませんよ。
お店情報
- ジブン発掘本屋 ツルハシブックス
- 住所:〒950-2112 新潟市西区内野町431-2
- TEL:025-261-3188
- 営業時間:平日12:00-19:00 土曜7:00-21:00 日祝10:00-19:00 (火・水曜定休)
- ホームページ:http://tsuruhashi.skr.jp/
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ライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)
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