この記事の提供 とちLab.
下帯絞めてぶつかり合う。それが日本男子。
天正年間、戦国の武将 上杉謙信が崇め奉った毘沙門天。
この毘沙門天を祀り、戦勝祈願・五穀豊穣を願って始まったのが「栃堀巣守神社裸押合大祭」
2mの雪の中、下帯・鉢巻・草鞋のみを身にまとい、裸で押し合って湧き水に飛び込む。
そんなお祭り。
戦勝祈願・五穀豊穣の祈りを捧げる厳かなお祭りです。
会場の栃堀集落はおよそ250世帯の人々が暮らす場です。
この「栃堀巣守神社裸押合大祭」は、栃堀集落の年中行事として毎年2月の第2土曜日に執り行われており、お祭りの運営は、集落住民の手によって行われています。
ちなみに、この時、裸で押し合う男たちは、下帯を絞めている最中です。
荘厳な入場シーン。運が良ければ20㎏の巨大ロウソクを持つことも!?
さあ、いよいよ男たちの入場。
会場となる巣守神社までおよそ200m、走ります。
その道は、両サイド2mの雪に囲まれてます。さぞ寒いことでしょう。
神社本殿についたら、まず押合い。
なんだかよくはわからないですが、神社本殿についたら押し合いましょう。
その時の掛け声は「オッセ!オッセ!」です。
男たちは、勇猛果敢に「福札」を奪い合います。
上から「福札」が撒き与えられます。
この福札、ご利益と共にちょっと豪華な商品が当たります。
上からおじさんが現れたら「サンヨ!サンヨ!」と自己PRをしましょう。
「福札」は270枚。
これに勝てれば、戦勝祈願も叶うことでしょう。
集めた福札は祭り終了後に景品と交換します。
押合いに疲れたら、ちょっと一息。
ずっと裸で押し合っていれば、それはそれは疲れます。
会場には、ちょっとブレイクするために、栃堀の湧水を貯めた池をご用意。
火照った身体をキュッと引き締めてくれます。
裸で押し合わずとも、楽しめます。
もちろん、裸で押し合わずとも普通に観覧も出来ます。
そんな人たちには、甘酒や福引、スルメ焼きなどのふるまいを準備してます。
ご家族で、お父さんは裸で押合い、
お母さんと子どもたちはスルメ焼き、なんて休日いかがですか?
※一般参拝(観覧)は申し込み不要で料金もかかりません。
ムラの伝統的な男の集いに参加しませんか?
下帯、わらじ、手ぬぐいなど、必要な道具は集落で準備してます。
なんせ裸になる祭り。必要なモノなんてありません。
寒さに負けない健康な身体だけ、お持ち下さいませ。
過去の様子
2015年の開催は2月14日。
お祭りに参加する人を募集していますので「我こそは!」と思う方は下記URLよりぜひお申込みください!
不明な点がありましたら、お気軽に集落へお問い合わせ。
栃堀ふるさと交流会館
電話:0258−52−3521(平日8:30〜12:00)
※ムラの公民館の電話です。不在になることもありますのでご容赦下さい
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上杉謙信旗揚げの地、とちお。
魅力溢れすぎるこの土地を、世の中に伝えるために立ち上がった栃尾人のチームです。
とちおの知られざる魅力をお伝えします。
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