この記事のライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)
新潟市西蒲区の上堰潟公園(うわせきがた)で8月30・31日に「わらアートまつり」が開催されました。わらアートまつりは、2006年に岩室温泉観光協会と、武蔵野美術大学が協働で稲わらで作ったアート作品を展示し始めたのが始まり。2008年からは新潟市主催の「わらアートまつり」となり、現在まで続くイベントです。
わらアートの展示は10月末までされているのですが、せっかくのお祭りなので8月31日に上堰潟公園顔を出してきました。
と言っても、着いたのが16時頃で看板を見たらイベント時間終了(涙)
飲食ブースは撤収中でした。残念!
けれど、わらアートは逃げません。
今回は5つの大きな作品が展示されています。
人が乗れる「わらキャッスル」
巨体を後ろ足2本で支え、前足を跳ね上げる迫力の「伝説のわらペガサス!」
こちらは、ティーカップとポット。ティーカップに入ればティーカップ・プードルならぬ「ティーカップ・ヒューマン」に!!
こちらは角田山のふもとに墜落したUFOと宇宙人がSOS。かわいい。
こちらは地面に貼り付けられたガリバー。大きくて回りで遊ぶ子どもたちがまるで小人の国の人のように見えました。
林のエリアには、過去の作品の写真が展示されていました。長く続けられてきたイベントだけあってさまざまな作品が出来上がっていたんですね。
この日、公園のいたるところに凧上げをしている子どもたちの姿が見られました。
なんと、洋凧作りの体験ブースがあったようです。お子様連れが夢中になってマイ凧を作っていました。
このイベント、遊具が多い上堰潟公園の特徴なのかも分かりませんが、小さなお子様連れの家族がものすごく多かったのに驚きました。一瞬トイザらスの中にいるのではないかと勘違いしてしまうほどでした。小さなお子さんのパワーはスゴイですね。とても微笑ましかったです。
公園内の遊具広場も大賑わい。休日を自然の中で遊んで過ごせるいい公園です。
わらアートの作品たちはまだまだ展示中。休日のお散歩に上堰潟公園に遊びに来てはいかがでしょう?わらアートのfacebookページの説明文を見ると美大生を応援したくなりますよ。
日本有数の米どころである新潟では、その米の生産量分の稲わらが副産物として排出されています。かつて、稲わらは伝統的な生活用具に加工され、活用されていました。しかし現在ではそのような活用法は息をひそめていましました。
毎年排出される膨大な稲わらをなんとか活用できないかと、2006年に新潟市西蒲区(にしかんく)と武蔵野美術大学が共同で始めたのが『わらアートまつり』です。
美大生を中心とする学生が、地方の方と交流しながら稲わらを使った作品を制作しイベントとして展示することで、現代における稲わらの活用を提示すると共に地域の活性化や人々の交流を促します。
(facebookページより:https://www.facebook.com/waraartmatsuri)
スポット情報
上堰潟公園
- 〒953-0015 新潟市西蒲区松野尾1番地
この記事のライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)
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