この記事のライター 唐澤 頼充(ライター/リサーチャー)
全国的にも賑わっている「街コン」。ここ新潟でもさまざまな団体によって行われていますが、一番有名なのが「潟コン」ではないでしょうか。
先日、4月21日(月)に友人に誘われ初めての潟コンに参加しました。これだけ話題を集めている街コンに参加したことがないのはライターとしてまずいのではないか、という義務感からの参加。決して、最近独り身の寂しさも身にしみて来て、どこかでご縁があればいいなという下心があったなどということはありません。
申込手続きから当日まで
さて、申込手続きは友人に全て任せてしまったので、申し込み方はわかりませんでした。事前に参加費の振込が必要でしたが、友人が建て替えてくれたので私は特に何もすることなし。
4/17に〈最終案内メール〉というメールに、当日の流れについて、受付について、タイムスケジュール、が書かれて送られてきました。
どうやら今回は2店舗回る。そして時間は19:00-22:30とのこと。土日開催の場合は3店舗回るらしい。
そして4/19に〈店舗案内メール〉が来ました。そこに、1店舗目のお店と受付ナンバーが記載されています。2店舗目は受付時に配られる参加証に記載されているとのこと。そんなこんなで前日に普段しないトリートメントをしてみたり、普段より念入りに体を洗って当日を迎えました。
受付
当日は昼間から落ち着かず、朝から何度も歯磨きをしていました。ガムも買ったし口臭対策はバッチリのはず。
19:00開始ですが、受付は18:45分から。電車の関係でちょっと早く付き、会場の居酒屋の前まで行ってみることに。途中のコンビニや、2人組で歩いている人たちは全員潟コン参加者なんじゃないか!?と思ってキョロキョロしながら歩いてました。
繰り返しになりますが私は後学のために参加しているので下心などありません!ただ、もし良い出会いがあって、ムフフなことがあれば皆さんの参考になるだろうと、使命感を燃やしているだけであり、断じて下心などない点を念押しさせていただきます。
さて、居酒屋に到着するとお店の前には何グループかまっている人たちが。ちなみに18:40くらいに着いたのですが、どうやら受付開始の45分になるまでは店の中にも入れない模様。
友人の到着が遅れていたため、一度駅に近いコンビニに戻りタバコを吸って55分くらいまで待っていました。何か今日はいつもよりタバコを吸う本数が多い気がしたけれど、決して気負っているわけではありません。偶然です。
話がそれましたが、友人と合流し居酒屋へ。潟コンの会場となる宴会場に行くと受付スタッフが。ここで、メールで聞いた受付ナンバーを伝え、参加証をもらいました。そして、スタッフの支持で席へ案内されていく。座席は番号によって事前に決まっていた模様。
潟コンの様子!
会場はテーブルが縦に長く2列。そこに男女のグループが向かい合うように座っていました。私達のグループのお向かいさんはまだ到着していません。どんな子が来るのか、ドキドキ。
19:00を少し回ったあたりでスタッフさんが挨拶と乾杯の音頭を取り、潟コンがスタート!!したものの、私達の向かいには女の子がいません。会場では向かい合って座った男女グループが、多少恥ずかしがりながらも会話をスタートさせます。仕方がないので、友人と二人で飲みながら「最近景気どう?」「ちょうと決算期で忙しいのよ」とかビジネスマントークをしていました。
10分ほど遅れて向かいの女性グループが到着し、ようやく合コンっぽい会がスタート!したものの、切り替えがうまくできず「こういう時どんな顔すればいいかわからないの」と綾波レイ並にコミュニケーション障害に陥った私。。相手が高額商品の販売系の仕事だと聞き、「増税前の駆け込み需要はさぞ大変だったでしょう」とか非常にどうでも良い会話を繰り返し撃沈。
まごまごしている間に、19:40過ぎ頃に席替えタイムがやってきてしまいました。
そうです同じ店舗の中でも2組の女性グループとお話できる制度になっているのです。これが2店舗で行われたので、全部で4グループ、最低8名の異性とお話ができる計算になります。他のテーブルに飛び入りしていける人はもっと色んな人と話せるでしょう!
しかし逆に考えると、お話し相手が頻繁に変わる分、気になる人が居ても話をできるのは30分程度。たった30分!ここで相手のことを知ろう、自分を知ってもらおうと思うと、相当の会話スキルが必要な気がします。
スタッフさんが連絡先交換をアシストしてくれる!
ただ、席替えの時にスタッフさんが「それでは連絡先の交換なんかしちゃって下さい」と促す。とりあえず会場の皆さん空気を読んで連絡先交換している様子。私が交換したのはみんな「LINE」でしたね。正直facebookの方が、わざわざメッセージしなくてもタイムラインで自分が何している人か、相手が何している人かわかりやすいからいいのになぁ、と思っていたけれど皆さんLINEの模様。
しかもLINEってみんな匿名のなのね。実名で、しかもアイコンが自分の顔写真だった私はここでも失笑を買い撃沈。FBに慣れている人は気をつけたほうがいい。
しかしまぁ、せっかく連絡先を交換しても、コミュ障の私はきっと自分からLINEなぞできない。相手の趣味もわからない。今回手に入れた情報といえば、増税前の自動車の売れ行きがすごかったこと。3月は特に決算期と重なって大変だったこと。増税前に買っても7月納車の場合も普通にあること。年度末ボーナスが良かったけれど、増税後は消費の伸び悩みが心配であるということくらいだろうか。一体ここから、LINEどんな会話につなげればいいのか私にはわからない。
意外とみんな「出会いに真剣」で驚いた
潟コンに参加してみて、意外だったのは参加者は結構「出会いに真剣」だったこと。私は下心はマンマンだったのですが、何分「そんなにガッツいていないぜ」みたいなポーズを取ってしまうタイプで、恋バナとは全然関係ないことばかり喋ってしまいました。けれど「今日はいい出会いありましたか?」とか。「出会いを求めてきました」とか普通に皆言っていてびっくり!
あぁ真剣なんだな、と少し自分の態度が恥ずかしくなりました。
そりゃあ合コンですもんね。みんな出会いが欲しくて来ているはずです。遠慮無くそういう会話をするべきです。私は最初に「チビクロサンボに似ているよね」と言われて、速攻で凹んで立ち直れなかったのですが、本当はもっと積極的に行くべきです。
あと、平日潟コンはどうやら年齢層が高いそうですよ。一軒目はアラサー、つまり私と同世代が多く。二軒目はアラフォー、つまり私達も女性陣にとっては対象外、私達もちょっと厳しい。そういう感じでした。
二軒目のお姉さま達には即「高校生と話しているみたい」と言われ、お互いに不幸な時間を過ごしました。その潟コンベテランのお姉さまたちに「平日はなぜか年齢層高いんだよね。君は土日の大規模な潟コンに行きなさいよ」とアドバイスをいただきました。みなさんそのようですよ!
潟コン初参加の教訓
そんなこんなで、いろいろと貴重な経験をさせてもらえました。潟コンのポイントをまとめると
- 10人近くの異性と話せる
- しかし30分くらいしか喋れない
- 連絡先交換はスタッフさんが進めてくれるからしやすい
- 平日は年齢層高め
- 増税前の駆け込み需要はすごかった
- チビクロサンボにクリソツらしい
といったところ。
これを踏まえて考えると、潟コンでは「次に遊ぶきっかけをつくる」ことを目的とするべきだと思いました。第一印象でいいなぁと思ったらその子と共通の話題を探し、遊ぶ約束をする。30分それだけに特化するのがいいと思います。
自分のことを知ってもらおうとか、相手のことをもっと良く知ろうとか、そういう時間はありません。そんなこと考えていると結局当り障りのない経済の会話しかしませんので要注意です。
サッカーが好き、アルビが好き、今度一緒に応援しに行こう!とかそんな会話のイメージですかね。相手のことを知る、自分のことを知るのは、潟コンの後のデートで!
そう言えば、以前潟コンで彼女を作った私の友人も、潟コンがら個別に合コンしようぜ! となり、ゆっくり会話する場を作ってから何度か遊びに行って付き合ったそうです。
潟コン参加者はポイントを抑えて短期決戦の意識で望みましょう!
ということで、長々と書いてきましたがいかがだったでしょうか?基本的にこの記事はネタ記事です。繰り返しになりますが、私は取材でこの記事を書くために潟コンに参加したのです。 決して今回負けたわけではありません!そこのところご理解の上、慰めのメッセージをお待ちしております。
こちらからは以上です。
ライター 唐澤 頼充(ライター/リサーチャー) ※彼女募集中
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