五泉市で準備中のゲストハウス「五ろり」を見学してきた

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この記事のライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)

越後平野の東にある五泉市は人口約5万4千人。決して大きなまちとは言えない五泉市に、4月後半にオープンを目指すゲストハウスがあるとのことで、先日準備中の建物を見せてもらってきました。名前は「五ろり」。オーナーは五泉市出身の斉藤明さん。

IMGP7736五泉市別所という地域。旧村松町の中でも山側で家の裏手には林が広がる大自然の中にある建物でした。

外見はかなり痛んだ家という印象。ただ最近まで人が住んでいたそうです。

今回は春分の日を含む三連休に、準備中のゲストハウスの内覧をかねた「お試しお泊り会」イベントをしているとのことで、ご訪問。この日は男性5名が参加。一人は実際に宿泊をしていきました。

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ゲストハウス「五ろり」の名前の由来はこの囲炉裏があること。五泉市でろ(囲炉裏)を囲んで、畳の上でごろりとゆっくりして欲しいという願いから付けられたのだとか。

先に集まった3人で、オーナーの斉藤さんに教えてもらいながら囲炉裏に火を入れました。使っているのは五泉市で作られている炭だとか。種火となる炭ができたた囲炉裏の中で団扇であおる!竹筒で吹いて空気を送る!など試行錯誤。

キャンプをしていた小さい頃を思い出します。だいたい火をいじっていたのは男の子ばかりだった記憶が。なんで男の子って火起こしや、火の番が好きなんでしょう?本能なのでしょうか?

IMGP7744さて、内覧させていただいたのですが、まだまだ準備を始めたばかりの建物。人が泊まるにはこれからかなり整備が必要そうです。

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水道・電気は来ているそうですが、ガスはまだ。

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今のところお風呂もお湯はでません。

キッチンや宿泊用のお部屋も、これから整備していくとのこと。キッチンは食品衛生の関係でシンクを4つ準備し、それぞれに水道を用意しなければならなようで、一番手間がかかりそう。

IMGP7750建物は2階建て。2階が女性客の宿泊スペースに、1階に男性客用の宿泊部屋を準備中。いろいろと中を見せていただいて、これを整備していくのはなかなか骨が折れそうな作業だと思いました。

IMGP7773オーナーの斉藤さんは、もともと五泉市の出身。数年前に地元に帰ってきました。地元で勤め人をしていたそうですが、ゲストハウスの魅力に見せられ立ち上げを決意。しかし、他地方のゲストハウスを利用していたことはあったのだけれども、「まさか自分がやることになるとは思わなかった」そうです。

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「ゲストハウスはただの安宿じゃない、コミュニケーションが生まれてこそ」と言う斉藤さん。お手製のお惣菜や、囲炉裏で魚やお肉を焼き、おもてなしをしてくれました。

交通の便が不便なところじゃないですか?と聞くと「ゲストハウスは建物や立地より、“人”にお客さんがつくんだと思うよ。だからせっかくやるのなら五泉でやりたいって思っていた」と答えてくれました。

IMGP7769 肉や魚。焼きおにぎり。畳の部屋で囲炉裏を囲んで話していると、普段より会話が弾む気がします。初対面の人ばかりだったのですが、いろいろな話題が飛び交っていました。これがゲストハウスの魅力なのかな?と。

「最初にお試しお泊りに来てくれたのは、青春十八きっぷで大阪から北海道へ向かう途中の男の子。他のゲストハウスのオーナーさんからの紹介でした」(斉藤さん)

マス広告でたくさんお客さんを集めるのではなく、ゲストハウス同士のネットワークや紹介、旅人同士の口コミなどで「五ろりに来たい!」と思ってくれたお客さんをおもてなしする。そんな自然な姿勢がとても好印象でした。

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「営業が始まったら、外で竹を使って自分で箸を作ってご飯をたべてもらう、なんてこともしたいんだよね」(斉藤さん)

なんだか、スローな空気でくつろぐことができました。新潟県にはなぜか少ないゲストハウス。新潟市内からでも、ふらっと自然を求めて遊びに来るのも楽しそうです。本格的な準備はこれからになると思いますが、早く営業が始まって欲しいです。

準備の状況はFacebookページで更新されると思いますので、気になる方はぜひチェックして見て下さい。五泉から素敵なコミュニティが生まれてきそうな予感です。

スポット情報

五泉市ゲストハウス「五ろり」


唐澤頼充ライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。