この記事のライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)
皆さん「コワーキング・スペース」という言葉をご存知ですか?
コワーキングは英語で書くと「Coworking」。個人事業主などそれぞれ別々の仕事をしている人たちが、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら仕事を行する共働ワークスタイルのことを指します。
よく、スタバや喫茶店などでパソコンで仕事している人たちがいますよね?そのように外で作業をしている人たちが、集まる場がコワーキングスペースというもので、2010年頃から日本で急速に広がりつつあるスペースです。
ただ単に仕事をそれぞれがするだけでなく、そこがフリーランスや起業家、ビジネスパーソンの出会いや交流の場として機能しているのが特徴。価値観を共有する利用者同士のグループ内で刺激し合い、仕事上での相乗効果が期待できるというわくわくする場です。
そんなコワーキングスペースが新潟市内にもあります。新潟国際情報大学の新潟中央キャンパスの2F「コワーキング・ラボこくじょう」です。
一面ホワイトボードの壁の向こうがコワーキングスペースになっています。大学のキャンパスの一部を開放しているなんて、面白い取り組みですよね。
2013年の10月オープン。利用料は1日あたり、一般 500円、オープンカレッジ受講生 300円、シネウインド会員 300円、大学生以下はなんと無料!安い!利用前で受け受け登録をすれば、その日から利用することができます。
会員ナンバー100198。たぶん198番目の利用者ってことかな?
さて、土曜日の午前中に来たせいか、他の利用者さんとはお会いできなかったのですが、中の施設を撮影させてもらいました。
広くてオシャレなオープンスペース。
個室もあります。ワークスタイルに合わせて作業場所を選べるのはいいですね。
ドリンクはセルフサービスで飲み放題。コーヒー、エスプレッソ、紅茶などがあります。
自由に使えるホワイトボードが面白い。告知とか落書きとか、いろいろ。
利用者が好きに使える本棚。利用者の名前と、自分の本やチラシが置いてあります。
これは「シェアライブラリー」という仕組みだそう。利用者に会えなくても、本や作品などでその人となりがわかるのは面白いですね。
もちろん電源もWi-Fiも利用可能。作業スペースとしてはかなり充実しています。
私もファミレスやカフェなどで仕事することが多いのですが、ここまで環境が整っているところはなかなかありません。集中して作業したいときには特に利用してみたいですね。利用料500円と安いですし!
後は、もっと起業家やフリーランス向けのイベントや勉強会が開催されているともっと人との出会いが生まれそうだなぁと感じました。あと、大学生と社会人がもっと交流できる企画もして欲しいですね。活用の仕方次第ではすごく面白いことになりそう。それにしても新潟市の中心部にこんな場所があったなんて!これから、もっと市民の皆さんにうまく活用されていくといいな~と思うスペースでした。
スポット情報
コワーキング・ラボこくじょう
- サイト:http://www.nuis.ac.jp/pub/cwlab.html
- 住所:新潟市中央区上大川前通7番町1169番地
- 開館時間:月~金曜日 9:00~20:30 土 ・ 日曜日 9:00~17:00
- 休館日:祝日、年末年始、その他本学が定める日
- 利用料金:一般 500円、オープンカレッジ受講生 300円、シネウインド会員 300円、大学生以下 無料
ライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)
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