この記事のライター 竹谷純平(フリーライター)
新潟市中央区、秣川岸通(まぐさかわぎしどおり)にある「珈琲 涼蔵(すずくら)」さん。明治時代から存在する蔵を改装した和風カフェです。友人から「すごくいい店がある」と聞き、連れて行って頂きました。
場所はこちら
場所は、少しわかりにくいところにあります。地図で示すと↓
こちらです。ただ、クルマで行くと素通りしてしまう危険大なので、ストリートビューを入れておきます。
真ん中に見える建物が「涼蔵」さん。看板が出ていますので、案内の通り脇道を進みましょう。
入り口はこちら。この奥には駐車場があり、3台とめられます。が!スペースが限られるので、一定の運転テクを要します。歩いていくと確実ですね。
こちらが入り口です。おお…この見るからに頑丈そうな佇まい。まさに蔵。
さて店内へ。まず目に入ってくるのが独特の壁模様。テーブル、カウンター席合わせて12席とのことです。入店はちょうどお昼時でしたが、ほとんど満席状態。
店内には日本人形、掛け軸などがあり、とても落ち着きます。何だかおばあちゃんの家に行ったような懐かしい感覚がします。さて、席が空いたようなので着席。
テーブルに目をやると、なにやら和風の紋様が。同行して頂いた知人によると「源氏香」というのだとか。昔の貴族階級には「組香」という遊びがあり、それに使われたとのこと。待ち時間に調べてみました。
組香(くみこう)とは、ある一定のルールに即した香りの楽しみ方のひとつである。文学的要素から一般教養等、多種多様の分野に取材したルールに則って香りの異同を当てるもので、非常にゲーム性に富む。ただし、その本質は香りを聞き、日ごろの雑踏の外に身を置いて、静寂の中でその趣向を味わうことにあり、答えの成否、優劣を競うものではないとされる。(Wikipedia:「組香」)
なんとも雅な遊びがあったのですなあ。全然知りませんでした。
注文したのは「焼きカレー」!
さて、私が注文したのはこちら。「焼きカレー」でございます。うほほ!おいしそう!
カレーとチーズによる香ばしいにおい。
これまたトロットロしてるんですよ、カレーが。たいへん濃厚なお味でございました。焼きチーズと絡めて食べると、カレー&チーズの絶妙な化学反応が起きます。よく煮込まれていて、芳醇でおいしいです。
他にはラザニア、オムライス、スパゲッティなどがありました。洋食屋さんのメニューという感じでした。コーヒー付きのセットもあります。「お店は超・和風なのにメニューはバリバリ洋食」というギャップに萌えます。そう、めっちゃ和風な空間に居るんですよね、今。ちょっと不思議な感じがします(笑)。
2階がとっても素敵で落ち着きます
ごちそうさまでした。
さて、こちらのお店、おいしい料理もさることながら、注目すべき場所がまだあります。それは2階。素敵空間が広がっていました。
超・急な階段。
かなり急ですので、お子様連れの方はご注意ください。さて、階段を上がり顔を上げると…
まず目に飛び込んでくるのは、綺麗な屏風!さらに…
入店した時期は3月。お雛様が飾られています。こちらもとても綺麗。屏風とマッチしています。
日本人形。隣の本棚には日本美術に関する本がズラリ。他にも色々と和風&レトロなものがたくさんありました。
おじい~ちゃんの~時計ー♪的な古時計。味がありますのお。
窓際には素敵な食器類が。
購入することもできるようです。新生活に是非!
満席のときは、こちらで待つこともできるそうです。ほんとに落ち着きます。待ち時間も苦ではなくなる(かも)。いやー、満足。
まとめ
お店全体に「蔵」の雰囲気を感じながら食事を楽しめました。2階にはどこか懐かしく、そして落ち着く空間が広がっていました。写真だと少しわかりにくいのですが、光の具合などがまたちょうどよく、居心地良すぎです。なんというか…住みたいです、ここ(笑)
(おまけ)
レジ前にもお雛様が。入店した時から最後まで徹頭徹尾、和を堪能できます。
お店情報
珈琲 涼蔵(すずくら)
- 住所:新潟県新潟市中央区秣川岸通2-2364
- 営業時間:10:45~20:00(ラストオーダー19:15)※日曜日は17:30で終了
- 定休日:月曜日、第2・4日曜日
- 電話番号:090-7204-7286
この記事のライター 竹谷純平(フリーライター)
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