この記事のライター 唐澤 頼充(ライター/リサーチャー)
新潟の数あるトマト農家の中でも、特に有名なのが曽我農園さん。私も数回、曽我農園さんのトマトを食べたことがあるのですが、「野菜ではなく、まるでフルーツ!」と驚いた記憶があります。
ある日、一次産業プロデューサーの山岸拓真さんに「曽我さんのトマトが一番美味しいのは、4月最終週の週末なんだよ」と教えてもらいました。そして、4月26日の朝、山岸さんと共に曽我農園さんの運営する自宅直売所にトマトを買いに行ってきました。
新潟市北区の新崎にある自宅直売所は曽我農園さんのホームページには、営業時間が午前:10:00~11:45 / 午後:13:00~15:00との記載。しかし、「※品物売り切れ次第閉店となります。なるべく午前中に来られることをおすすめします。土日祝日は開店1時間で売切れます」との文言も!
10時少し前に直売所に到着するとお店は既に開いており、お客さんも入れ替わり立ち代り訪れていました。
目印はお馴染みの赤い看板。直売所の道路側の壁にも同じロゴがデカデカと張ってあります。
店内にはトマトがぎっしり。「恋玉」、「塩フルティカ」。
普通の「大玉トマト」。
アスパラガスもありました。後からホームページを見てみると「春のわずかな期間に1年で1番美味しいアスパラガスが収穫できます。朝取りのものしか出荷せず、その甘さと柔らかさは抜群です」とのこと!しまった。買えばよかった。
お目当てはもちろん「金筋トマト」。3個入りの袋でこの日は600円!超高級トマトでございます。金筋トマトは、トマトの尻の部分から放射状に出ている黄金の筋が特徴。これが「金筋」という名前の由来だそう。
山岸さんに厳選してもらいお互い2袋ずつ購入。
一緒に塩フルティカも買ってみました。
山岸さんによると、トマトの良し悪しの見分け方には、ヘタを見るのがひとつだそう。曽我さんの金筋トマトは、キレイな五芒星のヘタ。しかもものすごく肉厚。
ちょっと、しなっとしているのは「追熟」をしているからだそうです。
そして、トマトを切った断面図。普通のトマトは規則正しい形なのですが、金筋トマトは種のなり方がバラバラ。これが美味しさの秘密かもしれません。
金筋トマトと塩フルティカ。早速、とある集まりで皆さんに振る舞いながら食べました。両方とも皮がしっかりとしていて切っても形が崩れません。そして凝縮された旨みがすごい!皆さん「これがトマト!?」「果物みたい!」と驚いていました。
曽我農園のキャッチコピーの一つに「野菜という、スイーツ」という言葉があります。このトマトはまさに、トマトの姿をしたスイーツ!大人気なのもうなずけますね。
ところで、金筋トマトは、なんと10:10頃には既に完売!来店から15分くらいであっという間に売り切れてしまいました。ご興味のある方はお早めに行くことをおすすめします。
トマトの人気さ故にか、金筋トマトを使ったトマトジュースも登場。これ、贈答用に大人気だそう。試飲させてもらったのですが、普通のトマトジュースとくらべて青臭さがなくびっくりしました。
金筋トマトの栽培時期は5月まで。ぜひ今月中に絶品のトマトにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
お店情報
株式会社 曽我農園
- ホームページ:http://sogafarm.main.jp/
自宅直売所
- 営業時間 午前:10:00~11:45 / 午後:13:00~15:00 ※品物売り切れ次第閉店となります。なるべく午前中に来られることをおすすめします。土日祝日は開店1時間で売切れます。
- 住所:新潟県新潟市北区木崎1799
その他取り扱い直売所
- ピカリ産直市場 お冨さん(竹尾インター降りて卸団地方面)
- ピアBandai内 ピカリ産直市場 Tommy’s
- ピカリ産直市場 お冨さん 青山店
- あさどり菜園 米山店(駅南けやき通り)
- あさどり菜園 河渡店(河渡マーケットシティ内、イエローハット様裏手)
- 農家の直売所 とんとん市場 新発田店
- とんとん市場 松崎店
- ウオロク 牡丹山店
ライター 唐澤 頼充(ライター/リサーチャー)
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