gallery Dorei“しょ”ってなんなん!?~ 華雪展 3~

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この記事のライター みほてぃ(大学生)

「書」に興味がない方、ある方、こんにちは。gallery Doreiのみほてぃです。さて、華雪展シリーズの最後は、6月8日日曜日に行われたワークショップのレポです。vol.1とvol.2に分けてお送りします。

「家を巡る」華雪展の復習

  • 新潟絵屋  http://niigata-eya.jpで6月10日まで行われる。(華雪さんHP http://www.kasetsu.info )
  • 書の展示
  • 小学校の時の書道のイメージで展示に行くと衝撃を受ける
  • 華雪さんの書と展示はわたしたちの想像力をもくもくと広げる

前回までの華雪展のレポはこちら

 

さてワークショップのレポを始めます。

やってきました、ワークショップ(以下、WS)の会場は、いくとぴあ食花のこども創造センターhttp://www.ikutopia.comです。18歳未満(とその同伴者)しか入れない、噂の人気施設。(大人でも見学は可)

今回のワークショップの題は『「木」を書いて「森」をつくる』です。新聞紙で下書きをした後、大きな長い紙(ダンボール紙と白いロール紙)に、みんなで「木」という漢字を書くのだそう。ふむふむ、華雪さんの「家」の字を見ているから、どんな風になるか楽しみ。

華雪さんと新潟絵屋のスタッフさんとで会場に着くと、もう手部さんが設営をしていました。WSをレポする前に、手部さんの紹介を致します

手部とは?

  • 2012水と土の芸術祭で藤 浩志の作品”『部室ビルダーかえるぐみ』をつくる。”の作品から生まれました。
  • 会期中はメイン会場内の“部室”でお客さんと一緒に作品作りや手部祭りなどのイベント実施し、部室は多くの人の集う場となりました。
  • 2013みずつち市民プロジェクトにも参加し、いくとぴあ食花のこども創造センターを中心にイベントを企画、実施しています。
  • 現在は新たな部室を探しつつ、楽しい活動を実施中です。
  • (まだHPが存在しませんので、興味のある方は Facebook 手部 で検索)

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さて、WSのレポに戻ります。

準備が整ったところでいよいよ開始時間。参加する親子の方々が入ってきます。子どもは全部で20人くらい。たくさん集まりました!

最初は、華雪さんによる「木」の漢字の成り立ちの説明からスタート。

幹があって、枝があって、葉っぱ。

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まだ「木」の漢字を知らない、未就学児さんも興味津々。

次に、華雪さんは「では、「木」を書く前に、どんな「木」を書きたいか、自分で「木」になってみましょう。」と言いました… 「木になる!?」と驚いていると、まずは華雪さんが見本を見せます。子どもたちは最初は恥ずかしそうでしたが…

mihothi03-1段々楽しくなってきた模様。みんななりきってるね〜

華雪さんは全身をつかって風になびいている一本の木を現し、それを受けて、「木」の字を書きました。

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「書」って、こうやって書かれていたのか!!ムービーで見せたいくらいです。こんなに全身を使って力強く書くものだったなんて。

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じゃーん。完成。風にそよそよ(びゅうびゅうかも。わたしはそよそよ派)吹かれている「木」。子どもたちもほーっと見ています。それでは、いよいよみんな書き始めです!

まず大きい紙に書く前に、好きなだけ新聞紙に下書きです。子どもたちは、新聞紙を見開きの状態で書いたり、半分の状態で書いたり。ハケと筆が用意されており、好きなように書いています。結構たっぷり墨を使うので、下に敷いたビニールシートにいっぱい墨がついたりして。スタッフが頑張って拭くという。(笑)

…え?写真がない?そう、新米ライターは子どもと戯れすぎて写真を撮り忘れました。ははは。では、以下の文章と会話からこの子どもがどんな字を書いたか想像して下さい。(写真がないので)

色々な形の「木」の字を好きなように書く子どもが多い中、ある子は同じような形の「木」の字をいっぱい書いています。新聞紙を折りたたんだ状態で、真ん中に結構小さめに書いています。正方形に収まるような「木」で、それぞれの線が同じくらいの長さで太さも均一です。(想像つきました?)近くにいたので、ちょっと声をかけてみました。

みほってぃ(以下み):すごい、いっぱい書いてるね!みんな太くて丁寧な「木」の字だね。なんだか綺麗な円におさまるように書いてる感じがする。

恥ずかしそうに子どもは頷きます。

み:これって、近くにある「木」?公園とか。

子ども:ない…。

はにかんで首を振ります。

子ども:大きい木の中で、力強く生えてる小さな木。

そ、そうだったのか…!!

み:じゃあ、山とかにあるのかな?

子ども:ない…かな?

み:うーん、じゃあ、頭の中ってこと?

子ども:…そう。

恥ずかしそうに頷いて、また書き始めました。華雪さんから事前に、子どもは自分の中でストーリーを考えながら書を書くから、聞いてみるとおもしろいよ。と言われていたのですが、ほんとうだ…!

さてさて、ついに大きな紙の登場!

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子どもたちはどんな木を書くのか…!そして最高のクライマックスとは⁉︎

続きは次回の「gallery Dorei“しょ”ってなんなん!?~ 華雪展4~」でレポートします!お楽しみに。


みほてぃライター みほてぃ(大学生)

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。