この記事のライター こうみゃく。@RoadToBudokan(見習いYoutuber)
この度、にいがたレポのライターに挑戦させて頂く、”こうみゃく。@RoadToBudokan”と申します。みなさん、はじめまして。末永くよろしくお願いいたします。
記念すべき第1回目は、自己紹介がてら「ご当地アイドルNegicco」について少々。新潟には「Negicco」っていう3人組のご当地アイドルがいます。ボクはこの5年間、Negiccoを追い続け、そのライヴ動画をYoutubeにアップする活動をしてきました。今ではYoutubeの動画本数はかれこれ550本ぐらいになると思います。再生回数は360万回を超えてきました。(お笑いやヒーローショー等もあるので全てがNegicco動画という訳ではありませんが、90%はNegicco動画です。)
- RoadToBudokan YouTubeチャンネル:http://bit.ly/RoadToBudokan
Negiccoとの出会い
活動のきっかけは、2008年5月のゴールデンウイークまで遡ります。新潟市民憩いの場所である信濃川河川敷の「やすらぎ提」で毎年開催される「やすらぎ提フェスティバル」と言う小さなお祭りに息子(当時3歳)と遊びに行きました。
満開の桜の木の下で、たこ焼きやら綿あめやらを頬張ったり、その様子を息子が産まれた時に買ったビデオカメラで撮ったりして、春の陽気とともにのんびりと過ごしていました。その時のステージイベントにNegiccoが登場してパフォーマンスを披露していたのをたまたま撮影したのが始まりです。
◆Negicco撮影に初めて成功した動画
Negicco(ねぎっこ)とは。
「Negicco」ってアイドル。最近では、TOWER RECORDSのアイドル専門レーベルの「T-Palette Records」に参入したり、今年結成10周年を記念したフルアルバムのリリースや新潟テルサの1, 500人ホールワンマンを開催したり。
アイドル戦国時代と言われて久しい昨今、AKB48やももいろクローバーZの人気まではいかないまでも、最近ではご当地アイドルの先駆けとして知る人ぞ知る存在です。しかし、当時の「やすらぎ提フェス」(野外ライヴ)には、数人の観客がパラパラとだけいるだけで、それはそれは寂しいものでした。
もともとは新潟県産の「やわ肌ネギ」というキャンペーンユニットとして2003年に4人組でデビューした期間限定のアイドルグループだったのですが、訳あって期間が延長。その後、訳あって一人減り、また一人増えては、また訳あって一人減り、インディーズロックバンドさながらの変遷を経た「Never give up Girls」という異名さえ持つほどです。
◆浜辺で素足になった体当たりライヴも。
県内のイベントにNegiccoあり!
2008年当時、ボクも転職をしたばかりで、何か新しいことを初めてみたいなぁ、と野望のようなものを抱きながらYoutubeにアップデートしてたのを今でも鮮明に覚えています。そこで命名したアカウント名が「RoadToBudokan」。Negiccoの目標が武道館公演だったことに由来しています。(2014年4月現在、武道館公演は達成していない。)
ご当地アイドルって、地域のイベントや地元のお祭りのちょっとしたステージで歌や踊りを披露して盛り上げる役割が多くあります。週末になると新潟県内各地で開催されるイベントに家族で行ける楽しさもあって、当時はほぼ全てのNegiccoのイベントには足を運びました。新潟発のアイドルがインターネットの手を借りて、もっともっと人気が出て欲しいなぁって思いも強かったです。(新潟をナメんなよ!ってね)
更に、単に曲の映像をアップするだけでは味気無いので、曲名のテロップやエフェクトなどの編集、カメラワークを研究したりと、素人の手習いでどこまでできるのかチャレンジの日々でした。その甲斐もあって、2010年頃はソロパートの場所や、振り付け、3人のフォーメーションチェンジの流れが自然と頭に叩き込まれてゆきました。
そんなこんなで、Youtubeアップデート活動を2, 3年続けていると、イベント会場で顔みしりになる仲間が増えてきました。それと同時に、息子(現在8歳)はNegiccoを完全に見飽きてしまって足を運ばなくなってゆきます。。。
◆南魚沼雪まつりでのパフォーマンスは、相当寒かったはず。
Negiccoを追って遠征に行く
そのNegiccoファン(通称ネギヲタ)仲間と一緒に、新潟以外の地方や東京などのアイドルイベントへ遠征に行ったりもしました。
巷のウワサでは、ネギヲタはほかのアイドルファンと比べて紳士が多いそうです。その中でも、とても親切なネギヲタさんがいて、いつも新潟から東京へのドライバー役をかってくれる方がいます。その車中(通称カーネギー号)では、大音量でNegiccoがかかっていたり、いろんなアイドルのDVDを見たり、今までPUNKしか聞いてこなかったボクにとっては非常に新鮮な空間でした。
特にアイドル語講座では、「○○推し」(アイドルグループ中でも特に好きな人)とか「ハコ推し」(アイドルグループの全員が好きな人)から始まり、「ケチャ」(オタ芸の一種:バリ島の呪術的な踊りから由来する)とか、「タイガー」(オタ芸をせず会場後方から両腕を組んで仁王立ちにしてアイドルを見る人:タイガーマスクのあのポーズに由来する)など。そのネーミングセンスの秀逸さに大爆笑しながらの遠征が本当に楽しかったです。
時にはNegiccoのマネージャーさんに話をし、ライヴハウス(GOLDENPIGS REDや新潟LOTS)での撮影許可をもらい、撮影クルー(クルーと言っても独りなのですが)として、半分スタッフような活動もさせてもらったこともありました。深夜のライブハウスで開催されたコスプレライヴではネギヲタたちの渾身のコスプレの方が気になる始末だったのは言うまでもありません。
◆深夜のコスプレライヴ
首都圏の人々を新潟に呼ぶ
そして、Negiccoの人気が上がってくると同時に、首都圏や名阪神の遠方からはるばる新潟へ足を運んでくださる方も見かけるようになりました。その方たちから「いつも動画をありがとうございます」とか「動画を見てNegiccoのファンになりました」と言う感想を聞くたびに身震いがして、何とも言えない嬉しいキモチになりました。
もちろんメンバー3人の活躍があってからこそです。興味本位で撮った動画が、いつしかみんなの役に立っているような気がして本当に嬉しかったです。
新潟のような地方は、お米やお酒やユニークな人、そして電力に至るまで、そのほとんどが首都圏に行ってしまいます。ご当地アイドルをきっかけにして、首都圏や遠方の方たちが新潟に来てくれたら嬉しいなぁと日々感じていたので、正直「ヤッター!」ってなりました。
◆アンコール!ネギ!!
NegiccoのNextステージ
けれども、Negiccoの人気が出てくるにつれて、昨年あたりからイベントの撮影ができなくなるようになってきました。いわゆる「撮禁」(撮影禁止)ってやつです。
Youtubeの動画たちも、徐々に著作権違反のフラグが立ち始め、最後はそのほとんどが削除されるしまうでしょう。「いつかはその日が来る」と、うすうす感じてはいたのですが、いざその日が来るとやっぱり寂しいキモチです。しかし、いちファンの活動なんてこんなモンです。これからは、プロフェショナルの皆さんの手によって、もっともっと大きく羽ばたいて行って欲しいな、って思います。
Negiccoの躍進はまだまだ続いて欲しいですが、「RoadToBudokan」が動画でNegiccoを応援する活動はそろそろ潮時みたいです。。。
それにしても、インターネットのチカラってホント「スゲー」って思います。Negicco動画で築いた絆。いつまでもいつまでも大切にしてゆきたいなぁって思います。新潟の情報化がもっともっとススムことも願って。
4月16日には新曲の「トリプル!WONDERLAND」がリリースされました。28日付のオリコンCDシングル週間ランキングで見事16位にランクイン!活動11年目で10位台は初めて。おめでとうございます!要チェックですぞ!!
◆Negiccoの新曲「トリプル!WONDERLAND」(2014/04/16好評発売中)
ライター こうみゃく。@RoadToBudokan(見習いYoutuber)
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