この記事のライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)
東洋経済がランキングを発表している「本当に強い大学総合ランキング」。全国に約750ある大学を対象に、「教育力」、「就職力」、「財務力」の3つを重視して算出された2013年のランキングが発表されました。
東大が8連覇を飾ったこの大学ランキング新潟勢の状況はどうだったかを調べてみました。
リンク:最新版「大学ランキング」トップ300|東洋経済オンライン
- 22位 長岡技術科学大学・国立(前年38位)
- 87位 新潟大学・国立(前年107位)
- 139位 長岡造形大学・私立
- 202位 新潟医療福祉大学・私立
- 214位 新潟青陵大学・私立
- 275位 敬和学園大学・私立
意外なことに(?)新潟県勢のトップは長岡技術科学大学の22位。おそらく95.9%と高い就職率によって就職力スコアを伸ばしたことが要因だと思います。技術科学系大学は全体的に志願者数も増加傾向にあるそうで、順位を上げたようです。私の母校でもある新潟大学は87位と前年から20位アップとなりましたが、少し寂しい気がします・・・
このランキングでは教育力を「教育研究充実度」「科学研究費補助金」「教員1人当たり学生数」。就職力を「就職率」「上場企業役員数」「主要企業404社への就職率」。財務力を「志願者数増減率」「経常利益率」「自己努力収入比率」「自己資本比率」の指標で算出しています。特に学生にとっては「就職力」は気になる指標になりそうですね。
新潟県は県外大学への進学者がH20には約7, 000人。県内から県内の大学・短大・専修学校への進学者は約10, 000人なので、40%以上の進学者が県外に出ていることになります。そして、そのまま新潟県に帰ってこない人も多いのだとか。
一方県外からの進学流入は2000人程度とのこと。
もちろん地元に居続ける事が良いこととは一概には言えませんが、学びの場として新潟県を選ぶ人が増えることが、地域が元気になる1つであることは間違いないと思います。そういった意味で、全国ランキングの中で新潟がどのような位置にあるのかを知っておくと言うことは重要ですね。
気になる方は、ぜひランキングをチェックして見て下さい。
リンク:最新版「大学ランキング」トップ300|東洋経済オンライン
ライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)
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