佐渡には文化がある。佐渡市両津の椎崎諏訪神社「薪能」

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この記事のライター 北 三百輝(きた さんびゃっき)

7月5日(土)午後7時半より椎崎温泉近くの椎崎諏訪神社で行われた薪能に行ってきた。場所は両津港から金井方面とは逆の方向、通称南線と呼ばれる道を約3kmほど行ったところだ。

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温泉入口から神社入口までは歩いて数十歩。午後7時過ぎの会場周辺はすでに来乗客が乗って来た車で車道左側が埋め尽くされており、駐車スペースを見つけるのが一苦労だった。結局車道左側の最後尾に付けることにした。周辺には観光客向けのホテルが数軒。宿泊客も能を見ようと神社に向かって歩いていた。

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休日の夕暮れ時のゆったりとした時間を夕涼みをするようにして神社の境内に入る。鳥居をくぐると受付のテーブルが設けられており、そこで入場料500円を支払ってパンフレットをいただいた。

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今回の演目は「三輪」というもので、能面を被った女が神木の中に入り、しばらくしてから変身して出て来るという話だ。まあ、話の筋はさておき、私は能の音楽性に魅力を感じていて、意外にリズミカルだったりすると「おお〜!」となる。それから鼓を打つ人が放つ「よ〜」というかけ声も独特だ。ちょっと間の抜けたような「よ〜」が聞こえてくると気味の悪さと滑稽さが入り交じったような独特な雰囲気に飲まれていく。

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さて観客席から見た能舞台はこんな感じだ。

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まあカメラを携えた人の多いこと。私もその内の一人だが。

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最初に巫女から薪の火を受け取る儀式がとり行われた。幻想的な雰囲気で会場が満たされていくのが分かった。

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観客席から見て舞台左の通路から面をつけた女役がそろりそろりと登場してきた。

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ではこの辺から動画のほうが分かりやすいと思うのでぜひご覧ください。前編は神社入口から席についてから始まっています。後編は舞台が活況を呈しだしたあたりから始まっています。三脚ではない関係上、若干の手ぶれはご愛嬌ということで。

神木から出て来た神霊。まさに現実と非現実の接点。

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演目が終わり来乗客は家路につく。

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佐渡には文化がある。今回もそう改めて思った。

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ライター 北 三百輝(きた さんびゃっき)

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。