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新潟発「和の祭典」!アートミックスジャパン2014を堪能

新潟発「和の祭典」!アートミックスジャパン2014を堪能

この記事のライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)

4月5・6日の週末、新潟市にあるりゅーとぴあでアートミックスジャパン2014が開催されました。

日本中から一流の伝統芸術25公演が集う『和の祭典』。一公演45分の舞台を格安ではしごして楽しめる、普段は敷居の高い『一流の伝統的な芸能・音楽』を、気軽に楽しみ、学んでもらうことをコンセプトにしたこのイベントです。

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6日に空き時間ができ、当日券で参加してきました。

当日券は、前売り価格プラス100円。良心的ですね。一つ公演を見て、もっと見たい衝動にかられても100円増しくらいなら手が出しやすいですね。

日本の伝統芸能のことはさっぱりわからない私が購入したのは11:35からの「篠笛×太鼓×ピアノ 狩野泰一、金子竜太郎、宮本貴奈」2, 100円。12:40からの「狂言 萬狂言」2, 600円。そして無料公演の13:45からの「花笠踊」。

IMGP8162当日券を買っていると、国会議員の石崎とおるさんがいたのでご挨拶。すると、このイベントの総合プロデューサー・新潟総踊りの能登剛史さんを紹介いただくことに。三人でパシャリ!

さてさて、ほぼ初めての伝統芸能の公演。ドキドキしながら、なぜか一緒に見ることになった石崎さんと「篠笛×太鼓×ピアノ 狩野泰一、金子竜太郎、宮本貴奈」の会場へ。

「篠笛×太鼓×ピアノ 狩野泰一、金子竜太郎、宮本貴奈」

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画像:アートミックスジャパン公式ページよりキャプチャ

開演時間になると、総合司会のセイン・カミュさんのご挨拶からスタート。そして、狩野泰一さんの篠笛が始まります。

和装の狩野さんの対には白いワイシャツのような服の方がおり2人で篠笛のセッション。後から紹介があり台湾から修行で来ていたチャージ―(?)さんが飛び入りで参加されたとのこと。スーツかと思ったのは台湾の民族衣装だったようです。篠笛の独特の澄んだような音が会場に響き、「あぁこれが日本の音楽かぁ」と癒やされました。

続いて、元鼓動の金子竜太郎さん太鼓ソロ。会場から太鼓に合わせて手拍子が!すごい一体感。続いて狩野さんと金子さんの篠笛と太鼓のセッション。ここでも手拍子が起こります。伝統芸能というと、シーンと静かに聞いているイメージを勝手に持っていたのですが、こんなに観客も参加するとは驚きでした。

そしてピアニストの宮本貴奈さんが登場し、篠笛とピアノのセッションが2曲。最後に篠笛、太鼓、ピアノのセッションで盛大に盛り上がりました。伝統芸能なのにとても「新しいものを見た」という気持ちになりました。

途中、狩野さんの「2日で25公演はしごできる祭典なんて新潟だけじゃない?」という言葉でようやく「新潟ですごいことをやっているんだ!」と気づきました。そして最後の「来年も盛り上げていきます!アートミックスジャパンの目玉になります!」との力強いコメント。思わず手を頭の上にまで挙げて大きな拍手を送ってしまいました。

「狂言 萬狂言」

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画像:アートミックスジャパン公式ページよりキャプチャ

興奮冷めやらぬまま、次の会場へ。向かうは能楽堂。りゅーとぴあに能の舞台があったとは…お恥ずかしながら知りませんでした。

画像引用:りゅーとぴあホームページより

初めて入る空間にどきどき。

ここで見るのは狂言。当日券の受付嬢さんにオススメされてついつい購入してしまったのですが、私は「狂言って何?」というレベル。果たして理解できるのかな・・・と心配しながら開演を迎えました。

ここでもセイン・カミュさんの司会から始まります。「挨拶だけかな?」と思ったら、主演の野村万蔵さんと一緒に前半は狂言の解説をしてくれました。

その解説によると「狂言は今で言うコメディ。能はオペラ。狂言を武士が独占した後に庶民が始めたのが歌舞伎」という区別なのだとか。さらに「落語が座って話すのに対し、より立体的になり舞台を使うのが狂言。漫才とコントの違いですね」とのこと。なるほどわかりやすい。

そして、これからやる演目の内容を野村万蔵さんが簡単に説明。「寝音曲」という演目で検索すると話が出てきますが、ストーリーをわかってこそ楽しめるそう。解説だけで約20分。初めての私も最低限の知識を得てから楽しむことができました。

そして初狂言…一言で言うと大爆笑!そう、伝統芸能である「狂言」は大爆笑できるものだったのです!何となく「神妙にして理解をしなくてはならない」と思い込んでいた私はこれには驚きました。こんなにも楽しめるものなんですね~

ありがとうアートミックスジャパン!

最後に、無料公演の佐渡の伝統の踊りである「花笠踊」を覗いて、有料公演の余韻に浸っていました。

狩野泰一さんが公演の中でこんな事を言っていました。

「私は昔ジャズドラマーをしていました。アメリカで公演をしていた時に、外国人が和太鼓をやってブラボーって喝采を受けているのを見て衝撃を受けたのです。同時に、なんで俺は日本人でありながら日本の音楽のことを知らんのだ…と思った。それから雅楽に興味を持つようになった」

「私もそうだったように、日本の脈々と受け継がれてきた伝統芸能に触れる機会というのはなかなかない。これでは日本文化が滅んでしまう」

「アートミックスジャパンは素晴らしい!子供が公演中に声を上げているけど全然おっけー!これが和楽器に触れる機会だよ」

と。このセリフを聞いて鳥肌が立ちました。と同時に、「そうだよなぁ」と納得しました。かくいう私もアートミックスジャパンがなければ、このように伝統芸能に触れる機会はなかったかもしれません。本当にこのイベントに来られてよかった。いや、このイベントをやってくれてよかったと思いました。

こんなイベントがある新潟は本当に素晴らしいと思います!ありがとうアートミックスジャパン!来年も楽しみにしています!

イベント情報

アートミックスジャパン2014

  • 日時:2014年4月5日10:00~20:00 /6日10:30~21:00
  • 場所:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 / 白山公園空中庭園 / 古町商店街6・7番町 / 燕喜館 / 鍋茶屋 / 行形亭
  • 入場料:各1, 500円~3, 000円(全席指定)/ 有料21公演、無料4公演(予定)
  • 主催:新潟総踊り祭実行委員会 / 新潟商工会議所
  • 公式サイト:http://artmixjapan.com/
  • facebookページ: https://www.facebook.com/artmixjapan

ライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)

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