ついにベールを脱いだ新生Noism2! 一足お先に覗いてきました!!

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この記事のライター 伊藤薫(国際イメージコンサルタント)

Noism2専属振付家に就任したばかりの山田勇気氏とNoism1所属メンバーの藤澤拓也氏による初の演出振付で舞台に上がるNoism2。今回、リハーサルを見せてもらえるということでワクワクして出かけました。

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一つ目の山田勇気さん演出振り付けの「Painted Desert」は、都会の雑踏の音から幕が開きます。

テーマは夢。

言葉のない芝居を見ているかのようです。交わり、離れて、それぞれの夢を空間の中に描いていく。

空間を見出し、塗りつぶしては消えていく異様な静けさのある踊りです。

それから雨音のような音…アナログテレビの砂嵐のような音と共に激しく交わり混沌とした中にまた静寂が訪れる。

現実と夢の狭間の中の葛藤のようなものを感じました。

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一方、2つ目の作品は藤澤拓也さんが演出振付をした「Four Fours」という4つの4で1〜1000までの正数を表す数学パズルがテーマ。

舞台の奥には黒い4枚の板。この4枚の裏側は白板です。

黒いスーツを着た4人が力強くダイナミックに躍り、次に白いスーツを着た4人が繊細な動きで観客を魅了します。

ダンサーはお面をかぶっているので表情が見えません。表情が見えない踊りがこのように無機質なものであるとは!!

場面が変わるときには4枚の大きな板が壁になったり、ドレッサーになったり扉に なったりします。

こちらの作品の方が分かりやすいかも。本番では脚本も戴けるということなので、私の解釈で合っているのかどうかを答え合わせしたいです。

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二つ見て思ったのは、同じダンサーでも演出の違いで全く異なる表情が見えるということ。

それから、「男性ダンサーがいると迫力があっていいなぁ〜」なんて普段見るダンスやバレエ教室の発表会なんかでは単純にそう思うのですが、Noismにはそもそも男とか女という概念がないのか、とにかく女性ダンサーの迫力に圧倒されました。

女らしさを女が演じるという枠は皆無。女性ダンサーの鍛え抜かれた筋肉美は必見です。

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このNoism2の舞台の本番は来週末。今回の公開リハーサルから1週間でさらに磨きをかけ、光の演出も加わると思うとゾクゾクします。

公演情報
  • Noism2春の定期公演2014 新潟公演
  • 日時:2014年3月7日(金)19:00・8日(土)17:00・9日(日)13:30/17:00 ※全4回公演
  • 会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈スタジオB〉
  • 入場料:1, 500円(全席自由)
  • Webサイト:http://www.noism.jp/

伊藤薫ライター 伊藤薫(国際イメージコンサルタント)

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※本記事の内容は取材・投稿時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報につきましては直接取材先へご確認ください。