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「中小」という規模を活かした多品種小ロット生産体制への挑戦/新和メッキ工業株式会社【Change Leader vol.5】

「中小」という規模を活かした多品種小ロット生産体制への挑戦/新和メッキ工業株式会社【Change Leader vol.5】
※この記事は新潟県中小企業団体中央会・ものづくり支援センターさまとのタイアップ記事です。
新潟県では数多くの魅力的な企業が活躍しています。このコーナーでは「前向きに自らを変化」させることで、新たな価値を生み出す「ChangeLeader(チェンジ・リーダー)」をピックアップ。

 

第5回は最新機械を取り入れ新技術へと挑戦を続ける、新和メッキ工業株式会社。環境配慮型機械の導入や金メッキ加工などを実施し、売上規模を2倍とした成長企業です。

現状維持ではなく、変化し続けることが生き残る道

めっきとは、電気と化学反応を利用して素材に亜鉛や金などの金属の被膜をつけること。錆の防止や、はんだを付けやすくする等の効果がある技術です。

めっき業界は上位5%の会社が業界売上の約9割を占め、中小規模の事業所は生き残りの厳しい業界と言われています。 新和メッキ工業もリーマンショックの煽りを受け、苦しい状況に追い込まれました。

「挑戦し続けないと小さな会社は成り立たない」と経営改革に着手。平成25年度ものづくり補助金(※)を活用し、老朽化していた洗浄装置を環境配慮型の洗浄プロセスに入れ替え。環境負荷軽減と労働環境の改善に取り組みました。
※ものづくり補助金…経済産業省・中小企業庁が、生産力向上に資する設備投資等を支援する事業の通称

また、翌年度もものづくり補助金を活用し、近年急速に普及してきた素材「アルミダイキャスト」に金めっき加工が可能な設備を導入。市場を先取りした設備投資により、会社の売上が倍に拡大しました。

錆に強い表面処理「新和ZiNT」

 

「中小企業は高い技術力を活かした、多品種小ロット生産が生き残りの道」と、米国のめっき技術を取り入れ日本で初めて高耐食性トップコートを導入した「新和ZiNT」を開発。耐食性が従来の亜鉛めっきの20 倍以上を実現しました。

さらに大学と協働して、技術開発の研究にも取り組んでいます。 また、めっき技術を伝える授業やインターン受け入れなどの情報発信、従業員が気持ちよく働ける環境づくりにも積極的。各所で労働力不足が叫ばれる中でも、人が集まる企業に成長しています。

Change1:環境に配慮した 洗浄工程を実用化

一般的に銅や銅合金の洗浄工程はトリクロロエチレンが使用されています。しかし環境負荷が高く、作業員の健康への不安もあったことから、ものづくり補助金を使い環境配慮型の洗浄プロセスを開発。労働環境の改善やラインの効率化にも取組み、不良にかかる金額・生産工数の削減にも繋がりました。

Change2:市場ニーズに応え 新素材への金めっきプロセスを開発

新素材・アルミダイキャストに金めっきをしたいといった顧客の要望により、補助金を活用して金めっき装置など複数台を導入。さらに、めっきに使用する金の質量を62%削減できる「部分金メッキ」の技術を開発しました。これにより、市場が拡大していたLEDを使った照明器具のパーツ生産に参入することができ、会社の売上が2倍に成長しました。

Change3:学生や業界外へ わかりやすく情報発信

めっき技術を広げ、町工場のイメージを変えたいと、ホームページを充実。上越総合技術高校での出張授業や、学生インターンの受け入れを続けています。めっきに詳しくない人にもわかりやすい表現や伝え方をすることで、メディアや地域、従業員の家族などにも会社の取組を支持してもらえるようになりました。

スモールメリットを活かして 新分野の開拓と高付加価値化に挑戦

新しいことに積極的に挑戦できるのは、組織の身軽さがプラスに働いているから。規模拡大を目指すのではなく、現在の20名弱のチームで技術力を高めていきたいです。2016年に開発した防錆表面処理「新和ZiNT」は、米国のメーカーと技術提携で実現した日本初の独自技術。これにより新たに航空機部品加工へ参入予定です。このように、海外にも目を向けながら世の中の流れを先取りし、付加価値の高い製品をつくることで、未来に残る会社にしていきたいです。

専務取締役 瀧見 直晃さん

商品ピックアップ!「アルミダイキャストの 金めっき加工」

電子部品の放熱性を高めるアルミダイキャストに耐食性を付加し、はんだをよりつけやすくすることが可能。専用の工場で電子部品の検査も行う。また金使用量を減らした部分金めっき加工にも対応している。

会社概要

新和メッキ工業株式会社
1961(昭和36)年創業。ガス器具部品や暖房器具部品、機械部品等のめっき加工を主業務とする。近年、新技術の開発や新規顧客の開拓、多品種小ロット生産に力を入れる。また2015年には英語事業部を立ち上げ、上越市内にある企業の海外戦略にも携わる。上越鉄工協同組合の組合員でもある。

住所:新潟県上越市大字土橋1631
TEL : 025-524-5426
HP :http://www.shinwa-mekki.com/


※この記事は新潟県中小企業団体中央会・ものづくり支援センターさまとのタイアップ記事です。


 

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