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渋谷は「ハチ公」だけど、新潟の忠犬と言えば「タマ公」!? ほっこりエピソード

渋谷は「ハチ公」だけど、新潟の忠犬と言えば「タマ公」!? ほっこりエピソード

この記事のライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー)

渋谷駅にある「忠犬ハチ公」の銅像。渋谷駅の待ち合わせ場所の定番で、ハチ公口改札やハチ公前広場、ビックカメラ渋谷ハチ公店など使われるなど、認知度も全国区レベルです。

一方、ここ新潟にも忠犬として有名な犬がいるのをご存知ですか?IMAG1661新潟駅南方面、東口改札を出たところに、ひっそりと建つ像。そう、「忠犬タマ公」の像です。

IMAG1659

凛々しい顔。

IMAG1667メスの柴犬です。

新潟駅を利用する人は、このタマ公を目印に待ち合わせをしたり、タマ公前広場ではさまざまなイベントが繰り広げられたりと、新潟の人にも身近な存在になって・・・・・・

いません!!

私は新潟に住んで10年になりますが、「あ、犬いるな~」と横を素通りするばかりで、彼女の存在に気を留めたことがありませんでした。そして、新潟人の人にも「あの犬は忠犬ハチ公と言ってね、○○をした・・・」といった話も一度も聞いたことがありませんでした。

飼い主を2度にわたり雪崩から救った忠犬!

IMAG1665

せっかく見つけたので、ちゃんと説明文を読んでみることに。

中蒲原郡川内村(のちの村松町、現在の五泉市村松地区)で猟師の刈田吉太郎さんが猟犬として飼っていたメスの柴犬がタマ公。1934年と1936年の2度にわたり、雪崩に巻き込まれた飼い主を助けたという雪国ならではのエピソードがあります。

あっという間に雪に埋もれ、身動きもとれない刈田さん。上の方で、タマが雪を掘る音がします。「タマー、タマー」と懸命に呼びかけました。刈田さんの声に応えるように、雪を掘るタマ。ついに刈田さんの頭は雪の外へ・・・。タマは両足を血だらけにしながらも掘り続け、刈田さんは脱出することができました。

引用:五泉市ホームページ「忠犬タマ公物語」より

二度の救出劇で一躍地元の英雄となったタマ公。当時の川内村立川内小学校校長の呼びかけで、1937年に銅像が川内小学校と新潟市の白山公園に建立されたのです。

その後、タマ公の銅像は五泉市にある村松公園と、今回紹介した新潟駅にも建てられています。

今では新潟県内にタマ公像は4基も建てられているそう!

あの小泉家ともご縁が

そんなタマ公ですが、実はあの大物政治家一家ともご縁があります。

タマ公の美談に感動した、新潟県出身の横須賀の将校が、横須賀市に高さ約2mの石碑を建立したのです。

横須賀の忠犬タマ公の慰霊碑に揮号したのが私の曾祖父、小泉又次郎。新潟県五泉市の忠犬タマ公の碑に揮号したのは父、小泉純一郎。

引用:小泉進次郎オフィシャルブログより

そうです。あの小泉家とのつながりがタマ公から生まれたんですねぇ。そしてタマ公から始まった横須賀市とのつながりによって、合併後の五泉市と横須賀市は現在では災害時相互応援協定を締結しています。

忠犬タマ公。飼い主だけでなく、地域への貢献も計り知れません!

そして地域にはこんな隠れたほっこりエピソードがたくさん眠っているのでしょう!小さな歴史を大切に、今後も取材を続けて行きたいと思います。


唐澤頼充

ライター 唐澤頼充(ライター/リサーチャー

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