新作『Liebestod-愛の死』レパートリー『Painted Desert』5/26・27・28はNoism1へGO!の5つの理由

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この記事のライター マルヤマトモコ(フリーライター)

「最近感動していないな、と思ったら来てみてほしい」

日本で唯一の公立劇場専属舞踊団で、新潟に拠点を持つNoism。
その評価は国内のみならず、海外でも高い評価を獲得している。
そんなすごい舞踊団の芸術監督・金森穣さんは
最新作公開にあたり、記者のインタビューに冒頭のように答えた。

今週末公演が行われるNoism1の作品は、
新作『Liebestod-愛の死』と
レパートリー『Painted Desert』の2本立てで、
先日、プレス向けに『Liebestod-愛の死』の
リハーサルが公開された。

 

というわけで、このリハーサルを見て「全力でオススメしたい!」と
思った理由を、5つのポイントに分けてご紹介!!!

①感動が直感で心に届く約20分

近年のNoismは「劇的舞踊」と題した
ストーリー性の高い作品が多かったが、
今回は一切のセリフもなく、ただただメインダンサーの井関佐和子さんと
大抜擢の吉﨑裕哉さんの二人の体から発されるメッセージのみ。
 二人の舞踊家と巨大な背景の幕以外、ステージには何もない。
とてもシンプル。
でもだからこそ、まっすぐに迫り、伝わってくるものがある。
「他に何もない」ことが「足りない」ことにはならない。
むしろエネルギーや感情が舞台から溢れて迫ってくる。

舞踊を好きな人はもちろん、「舞踊は難しいものかも?」と思う人にこそ、
見て欲しいと思うほど、直感的にそのスキルの高さと演出の見事さが伝わってくる内容だ。
心にとことんストレート。

②大胆かつ斬新でダイナミックな演出

縦横無尽に踊り、全身から、そして大胆な演出から、
発せられる感情は、もはやそれが叫びのように感じる瞬間もあったほど。
「どうしてこんな表現方法を生み出せるのだろう」
Noismは毎回見るたびにそんな新鮮な驚きを与えてくれる。

25年の時を経て、満を持して金森さんが舞台化

『Liebestod-愛の死』は、金森さんが18歳の時から魅了され、
いつか必ず創作したいと心に秘めていた音楽、
R.ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》より
前奏曲と終曲<愛の死>が用いられている。

「今の時代に届けたい」「この舞踊家に踊らせたい」
金森さんが温め続けた本作品が世にでる
時代性・創作・キャスティングのタイミングが「今」!

衣裳はISSEY MIYAKE

そして、衣裳は全幅の信頼を寄せる
ISSEY MIYAKEの宮前義之さん。
Noismファンにはもはやお馴染みのパートナーだ。

「できれば全部の作品でお願いしたいくらい」と金森さんに言わしめる
宮前さんのチームが、今回の作品に出したアンサーに注目!

Noism2の専属振付家がNoism1を振り付け

冒頭で紹介したもうひと作品、『Painted Desert』は、
Noism2専属振付家山田勇気さんが、
自身が2014年にNoism2に初演した代表作を今回Noism1に振りつける。
金森さん以外の振付家によるNoism1の作品はどのようなものか。
この稽古は、基本的に金森さんは「見ない・聞かない・言わない」そうなので、
そのカラーの違いがはっきり出るのでは?

というわけで、直前になってしまいましたが、今週末はぜひ、りゅーとぴあへ!
驚き、心がグッとつかまれる非日常の感動が劇場で待っていますよっっっ。

 

Noism1
新作『Liebestod-愛の死』
レパートリー『Painted Desert』
演出振付:金森穣(愛の死)、山田勇気(Painted Desert)
出演:Noism1

【新潟公演概要】
日時:2017.5.26(金)19:00、27(土)17:00、28(日)15:00 ※全3 回
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈劇場〉
料金:一般 S席 4,000円、A席 3,000円
U25 S席 3,200円、A席 2,400円(全席指定)
※U25=25歳以下対象チケット
▼公演詳細
http://noism.jp/npe/n1_liebestod_pd_niigata/
▼Noism公式WEBサイト
http://noism.jp


この記事のライター マルヤマトモコ(フリーライター)

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